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Potency  Network「世界とつながろう!」

みなさまこんにちは。
ロンドンのハナコです。



ロンドンに突然冬が来ました。

今年は記録的暖秋で、なんだか生ぬるいわ…と思っていましたが、さすがイギリス。やるときはやります。

冬が来たのは11月20日。この日にガツンと寒くなりました。
朝のBBCのニュースで、「みなさん、悪いニュースです。寒いです」と言っていて、笑ってしまいました。


↑11月22日日曜の朝7:30amごろの写真です。
やっと夜が明けて来た…という感じです。

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さて今回は昨今のカップケーキ人気inイギリスと、このカップケーキ人気に追従する?と言われ始めているドーナツについてお伝えします。

皆様、カップケーキはお好きですか?
日本でもカップケーキ、大人気だと思います。



つい最近、イギリスのカップケーキ・ショップ「ローラズ・カップケーキ」の日本第一号店が原宿にオープンしたと聞きました。

このカップケーキ人気はドラマ「セックス&ザ・シティ」による影響が言われているのでアメリカ発だと思いますが、イギリスでも大人気です。

以前からカップケーキそのものは存在していましたが、クリープトッピングやアイシングをしたものではなく、「焼いたまま」の状態ものがスーパーに売られているのを見る程度でした。



↑この状態のもののことです。

イギリスでは以前はカップケーキと言わず「フェアリーケーキ」と呼んでいました。今でもフェアリーケーキで通じますが、カップケーキの方が一般的な呼称になっています。

家でホイップクリームをトッピングして可愛くデコレートし、子どものバースティ・パーティなどで出されるもの、という立ち位置でした。


(c) food net work

しかし2009年ぐらいから色とりどりのトッピング&アイシング済みのカップケーキがイギリス中のベイカリー、パティスリー、カフェの定番になり、カップケーキ専門店も出現。すでにその存在と人気は定着しています。


Londonで最も有名なカップケーキ店の1つ「Hummingbird Bakery」
(c)Londoner Life Dot Com

デザイン力で勝負しているものから、素材にこだわった味で勝負のものまで様々ですが、高級なお店でもものすごく高額!ということはなく、専門店でも1個2ポンド(約380円)~4ポンド(約760円)程度です。日本円にしてしまうと高く感じますが、こちらでは物価が高く、1ポンドは日本の100円くらいの感覚で消費されるので、そんなに高額なものではありません。



カップケーキは「焼き菓子」、つまりBaking(ベーキング)によって作れらるものなので、カップケーキ専門店、パティスリー(ケーキ屋さん)、カフェだけでなくベイカリーでも販売されています。「ベイカリー」という言葉は日本語にすると「パン屋さん」なので、違和感がある方もいるかもしれません。「ベーキング」という言葉は幅広く、オーブンで焼くものは全て入っているのでパンもケーキもカップケーキも全て「ベーキング」によって作られます。ですのでこちらではケーキ屋さんとパン屋さんの境が日本ほどはっきりしておらず、「パティスリー」というとスイーツ専門な意味合いになりますが、「ベーカリー」ではパンもケーキもどちらも販売しています。



このイギリスにおけるカップケーキ人気は2009年ぐらいからの現象と言われております。急激に人気になりはじめてから数年間、様々な情報が新聞や雑誌で報道され、その人気ぶりが分析されました。こちらにいくつかご紹介します。(下記は全てイギリス国内での数字です。)



*2011年2月までの1年間で、カップケーキが4400万個消費された(家庭で作ったものではなく既製品の消費数)。(National Cupcake Week HPより)

*2012年6月までの1年間でカップケーキの売上が2360万ポンド(約44億8000万円)、これは2011年6月までの1年間から3%の上昇。しかし2010-2011年の1年間は20.8%上昇している。(Bakeryinfo.comより)

*2012年、個人経営系ベーカリーの売上が5%した。(Daily Mail紙より)

*2011年にイギリス内のベーカリーの数が17%増えた。(BBC HPより)

*2012年、イギリスでは1億1000万個のカップケーキが販売された。これはイギリスに住む人全員が2個づつ食べた計算になる。(Daily Mail紙より)

つまり2011年ぐらいまでにカップケーキ人気が安定し、2012年には横ばいになった模様です。安定してしまったがために、2012年以降は数字的な情報があまり出ていません。

またこのカップケーキ人気は「ホームベーキング」(家庭でオーブンを使ってお菓子やパンを焼く)ブームにも火を付けたと言われています。



*2011年と比較し、2012年はホームベーキングが27%上昇した。(Daily Mail紙より)

*2011年にはイギリス内の家庭でベーキングするための用品を売っているお店の数が50%増えた。(BBC HPより)

カップケーキはベーキングするお菓子の中でも比較的簡単で、まぜて焼くだけの「カップケーキミックス」も多種販売されています。どのスーパーマーケットでも手軽に手に入るのもポイントです。


↑カップケーキミックスシリーズ「Betty Crocker」。いろんな味があります。

この「ホームベーキング」人気に一役買っているのがテレビ番組の存在です。

2010年に始まった「Great British Bake Off」は一般人が参加するベーキングのコンテストです。何週にもわたる厳しい選抜を勝ち抜き、最後に1名が優勝します。今年も8月から10月まで放送され大人気。優勝者は翌日のたくさんの新聞紙面を飾り、いまやすっかり有名人です。

こんな番組オリジナルのカップケーキケースも販売されています。



すでに人気が安定期に入っている女王様的存在カップケーキですが、昨年から「カップケーキの次に来るのはドーナツ」と言われはじめています。

イギリス人はドーナツ大好きです。2003年にアメリカ系チェーン「クリスピー・クリーム」が上陸すると、瞬く間に人気に。そして昨年に1度は撤退したダンキン・ドーナツも復活しました。また、中にジャムの入ったシンプルなドーナツはスーパーマーケットの定番でもあり、安くてボリュームのあるおやつとして人気です。


↑スーパーマーケット「Sainsbury’s」のジャムドーナツ5個入り

しかし今回話題になっているドーナツは、こうしたチェーン店系のものとは少し違います。味、質、ボリューム、見た目、全てを兼ね備えた、本当に美味しい「グルメ・ドーナツ」です。





火付け役はロンドンのフード・マーケット「バラ・マーケット」でベイカリー・スクール「Bread Ahead」が出したストール(屋台)です。ここで売られる濃厚な味のドーナツが口コミで話題になり、現在はロンドン6か所にストールを出して販売されています。

こちらの1番人気はクリームキャラメル+塩ハニカム(塩がふってあるハチの巣)トッピングです。



甘くてトロッとしたキャラメルクリーム、そしてちょっと塩辛いハニカムの独特な歯触り。思わず笑みがこぼれる至福の1品です。

私の個人的お勧めはバニラです。このバニラクリームのクオリティが半端ない!のです。バニラビーンズたっぷり使って作っているとすぐに分かる香り高さ、そして濃厚なクリーム。濃いコーヒーと一緒に大事に大事に食べたい一品です。

値段は1個2.5ポンド(約475円)。クリスピー・クリームが12個詰め合わせセットで10.95ポンド(約2080円)で売っていることを考えたら多少割り高です。しかし本当にボリュームたっぷり、これ1個で日本人だったらランチ代わりになってしまう程なので、1ポンド100円感覚のイギリス人にとっては「これは買い!」の値段です。

そして今、このグルメ・ドーナツのブームが広がり、美味しいドーナツ屋さんが増えています。雑誌や新聞、オンラインでもどんどん紹介されるようになりました。

イブニング・スタンダード紙
デイリー・テレグラフ紙

このままカップケーキ人気を脅かす存在になるか?!今後に注目です。

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12月に入ってから誰かと会う機会があるとき、「もう年内はこの人に会えるのは今日が最後かな?」と思うと、クリスマスカードと小さなプレゼントを渡します。

でもプレゼントってすごく難しいですよね。

相手の趣味が分かっていればいいのですが、そうでないとせっかくあげても邪魔なだけ。日の目を見ることなく葬り去られてしまいます。

なので「この人の趣味が100%分かっている!」もしくは「すでに欲しいもの情報を入手済」でない限り、私はおいしそうな消えモノ(食べ物)を渡すことにしています。

イギリス人は甘いものが大好きなので、絶対安心なプレゼントです。

私と同じ考えの人は結構多いらしく、ここ数年はちょっと豪華なデコレーションのカップケーキをもらうことが多かったです。

今年はドーナツをプレゼントしてみようかな?
でもカップケーキは2-3日は美味しさが持ちますが、ドーナツは作ったその日に食べたいものですよね。人にプレゼントするにはちょっと悩みます。

ではまた来月お目に掛かります。
皆様、楽しいクリスマスを過ごして下さいね!

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