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Potency  Network「世界とつながろう!」

皆様こんにちは、今年はそんなに暑くない夏(本日最高気温26度)でほっと一安心のハナコでございます。


夏が苦手なので、毎年この季節はキョーフです。本日最高気温26度ですが、日焼けも暑さも怖いので、クーラーのない家の中でじっと息をひそめてしおれている毎日でございます。(日本の猛暑に比べれば、贅沢言ってはいけないですね…。スミマセン!)

でも世の中(inイギリス)の人々は暑くて天気がよいと大変にお元気な様子です。「今週末はお天気がいいよ」という週にスーパーマーケットに行くと、スナック菓子を大量買いしている人たちをよく見かけます。「週末天気が良かったら公園に行ってピクニック!」の準備なのでしょう。

夏休みシーズンになったこともあり、スーパーにはいつもよりさらにポテトチップス等のスナック菓子が山積みになって売られています。

↑コーナーを拡大して売られているポテトチップスたち

イギリス人は本当にホントーにポテトチップスが大好きなんです。ご存知でしたか?ちょっとイメージと違ったでしょうか…?

かくいう私も、この国に来てからポテトチップスの御世話になりまくった時期があります。訳は簡単、「おせんべい」や「おにぎり」的なものが他にないからなんです。

小腹が空いたけれど甘い物は食べたくない…そんな時ってありませんか?食事するほどじゃない、又は食事する程の時間はない、でも何かお腹に入れないと持たない…。そんな時、日本だったらコンビニさえ探せればどうにでもなりますよね。おせんべい1枚、柿ピー1袋、小さなおにぎり1個、それで十分なのですが、「塩味系のちょっと食べられるもの」で、手軽で携帯出来て安価なものが、ポテトチップス以外に…全然ないっ!



ポテトチップスが健康的な食品でないことは重々分かっているので、なるべくならもちょっとヘルシーな選択をしたいとスーパーやコンビニの中をぐるぐる廻ってみるのですが、しょっぱい系スナックだと他にチョイスはナッツ類ぐらいなもので、油分が少ない塩味スナックが本当に乏しいのです。

なので必然的に日本にいた時に比べ、ポテトチップスに手を出す頻度が断然高くなりました。

不本意ながら10年以上に渡り数々の局面で御世話になっているポテトチップスですが、この国はまさにポテトチップス天国!です。スーパーやコンビニはもちろん、駅のキオスク、劇場の売店、カフェ等、どこでも買えて値段も安い。売れるだけあって競争も激しく、各社競い合って新しい味を開発しています。

…とここまで書いてきましたが、イギリスでは「ポテトチップス」って言わないんですよ。

コンビニで「ポテトチップ下さい」と言うと、目の前に袋がぶら下がっていても「ウチにはないよ!」と冷たく言われてしまいます。じゃなんていうの?「クリスプス(Crisps)」と言うんです。これはポテト素材だけではなくてトウモロコシ素材(ドリトスやタコチップ、「とんがりコーン」的なもの)も含め、サクサクパリパリ食べる芋・穀類素材の塩味スナックは全部「クリスプス」です。

では「ポテトチップスは何を指すの?」というと、イギリスでは「チップス」はフライドポテトを指すんです。「フィッシュ&チップス」の「チップス」です。(「ポテトチップス」でも通じなくはないですが、通常「ポテト」は付けずに「チップス」と呼びます。)


↑「チップス」はこちらのこと。

街の食堂やハンバーガー店で、観光旅行に来た日本人がフライドポテトを頼めないでいる姿を何度か見かけたことがあるので、頭の片隅に入れて置いて下さいね。

さて話をポテトチップスに戻しますが、イギリスではポテトチップスに代表される袋詰め塩辛い系スナック菓子は、2013年度、塩味スナック(ナッツ類を含む)市場は前年比で5.8%の拡大、24億6600万ポンド(約4300億円)の市場価値を持つ食品業界の中でも安定成長している商品の1つです。(SNACMA、Research and Markect調べ)


↑いろいろあります。

日本のポテトチップス市場との大きな違いの1つは、大袋より25gもしくはそれ以下の小袋がセールスの70%を占めていることです。この現象はイギリスに住んでいると本当に実感します。上記のような「小腹要員」に加え、サンドイッチに添える「もう1おかず」として食べたり、料理を出さないパブの定番つまみであったり様々な場面で登場しますが、「ちょっと食べたい」時の適量スナックとして便利、という位置付けだからです。

<大小パックの画像>

とはいえこの小袋をその都度1袋づつ買っているわけではないようで、全体の塩味スナックの内、92%の売り上げが「マルチパック」での購入とのこと(The Grocer調べ)。

マルチパックとは、何個かまとめて入っているパックのことです。



こちら3つの種類が計18個入ったパック。

レギュラーで食べるものだから、値段的にもお得なたくさん小袋パックを買って家にストックしておくのが基本のようです。

イギリスのポテトチップスの最大大手は「Walkers」。ごく薄のポテト、とにかく軽い食感が特徴です。


他にもギザギザポテトのざくっとした食感が嬉しいMcCoy’s




ドリトスやプリングルスも人気です。

少しだけ高級志向のものも人気で、Tyrrellsはよくパブのおつまみとして見かけるブランドです。通常のポテトチップスよりやや厚切りなため、「生ポテト感」を感じることが出来ます。





他にも塩や素材に拘った高級志向なものから、WalkersやMcCoy’sに似た亜流?、スーパーのプライベートブランドまで、本当にたくさんのメーカーがポテトチップスを販売しています。

さて肝心のお味ですが、イギリスらしいフレイバーと言えばこの2つ!

*ソルト&ヴィネガー
つーんとする程のモルトビネガーと塩味のコンビネーション。「フィッシュ&チップス」に酢を掛けるのと同じ感覚の味です。


*チェダーチーズ&オニオン
イギリス特産のチーズに玉ねぎのフレイバー。かなり匂いは濃厚なので、お出かけ前に食べる場合は気を付けて…。

他にも日本でみかけないこちらで定着したフレイバーを紹介すると:

*えびカクテル
ほんのり海老の香りがする軽い味付け


*ステーキ味
コンソメより強い、ソース系のパンチのきいた味付け。


*スウィート・チリ味
タイ風の甘くて少しだけ辛いソース味。この味が出始めた約10年前、すぐさま大人気となり売り切れ続出しました。


*ベーコン味
ベーコンのスモーク風味が特徴。小さくて四角い形が多いのは、味が濃いので小さい方が食べやすいという配慮?


多種多彩かつ好調なポテトチップス周辺マーケットですが、元気な市場だけあり様々な商品が新規参入しています。特にヘルシー志向な「ポテトチップスに取って代わるかも!?」と注目されている塩味スナックが続々と登場しておりなかなか興味深いのですが、これについてはいつかまた特集したいと思います。

日本の「のりしお味」「コンソメ味」や、「じゃがりこ」的なスティックタイプのザクザク感が懐かしい今日この頃ですが、イギリスのポテトチップスもなかなか美味しいので、来英の折には1度試してみて下さい。

猛暑厳しいと思います。どうかご自愛くださいませ。
また来月お目に掛ります!

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