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みなさまこんにちは。ロンドンのハナコです。



5月初旬から所用のため10日間日本にビュンと一時帰国していたのですが、日本は予想通りもう初夏でした。半袖がちょっと涼しいぐらいのさわやかな陽気。世の中的には「気持ち良い季節」だと思うのですが、何度もしつこく書いて申し訳ないのですが(笑)、わたくし暑いのが本当にほんとーに苦手です。

日本を去るのは名残惜しいのですが、「冷え冷え、まだまだ冬のロンドンにcoming back~」という気持ちで戻ってみたら、ロンドンもすっかり暑くなっていました(涙)。昨日も本日も日中22~23度。

このぐらいの陽気になると、イギリス人の喜びようは半端ではありません。寒い国ならでは、「(寒くても)気分だけでも夏を感じたい」な人たちですから、本当に暖かいならば「このヨロコビを夏を体現したい!」とばかりに、22度でもノースリーブに短パン族が続出です。

昨年の夏日に撮影した写真。暑い日は短パンノースリーブ率が一気に高くなります。

緑がキラキラ、花も咲き乱れ、確かに観光には5月6月が一番よい季節のロンドンですが、この時期にお店にどっと出回り始めるイチゴをはじめとしたベリー類も毎年季節の到来を告げてくれるものの1つです。ストロベリー、ラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリー等々…値段もどんと下がり、スーパーの果物売り場の一番売れ筋のところに置かれ、街の露店でも登場し始めると「もう夏だなあ~」と毎年思います。


ブラックベリー。日本ではあまり見かけないと思いますが、こちらでは庭で育てている人も多いです。

今年はサッカーワールドカップがあるのでやや霞がちですが、6月後半になるとテニスの全英オープン(ウィンブルドン)も始まります。このウィンブルドン観戦に欠かせないのがイチゴです。ウィンブルドン【テニス】の公式サイトによると(→コチラ)、約2週間の開催期間中に28トン(112,000パック)!?の国産イチゴが販売されるそうです。


このようなパックで会場内で売られています。


クリームを掛けて食べるのが定番です。

28トンと言われても数が多すぎてよく分からないのですが(笑)、2013年にこの大会に訪れた人は486,898人。4人に1人はイチゴを会場で買って観戦したことになります。会場で売られるイチゴは割高なので、自分で持ち込んで楽しむ人も多いようです(つまり、実際にイチゴをお伴に観戦した人はもっと多いはずです)。


会場近くでもたくさん売られています。

そんなイチゴを愛するイギリス人が大好きなイチゴのスイーツを今回ご紹介したいと思いますが、ええと…簡単すぎて「スイーツ」というには申し訳ない…ぐらいの簡単さです。イートン・メス(Eton Mess)という、市販のメレンゲ(焼き菓子)にホイップクリームとイチゴやベリー類を掛けてぐちゃぐちゃに混ぜるだけ…といういとも簡単なスイーツですが、これが侮れない美味しさなのです!
「イートン・メス」という名前は、英国王室の王子たちの出身校でもある有名なパブリックスクール「イートン校」から来ています。「メス」はぐちゃぐちゃ(Mess)の意味。その昔、イートン校の卒業式に出たスイーツがぐちゃぐちゃになったことから生まれたとか、イートン校の寮で誕生した等々諸説ありますが、料理が出来ない男の子たちでも作れる簡単ぐちゃぐちゃスイーツです。

レストランに行くと、ベリーをお酒につけたりしてもうちょっと進化した形でお高いスイーツとして登場したりもいたします。

本来は
*ベリー類(イチゴだけでも良し)
*ホイップクリーム
*メレンゲ(焼き菓子)
だけでよいのですが、今回はちょっと可愛く盛り付ける+味も少しだけUPするために下にスポンジ敷いてみました。

でも全部市販品なのですが…(スミマセン)。

<イートン・メス>
材料:(分量は全て「お好きなだけ」)
*イチゴやベリー類(今回はイチゴ、ブルーベリー、ラズベリーの3種)

*メレンゲ(焼き菓子) 砕いてしまうので、どの大きさでもOKです。

*ホイップクリーム(自家製なら尚良し。本日は市販品でお手軽に)

*パブタイプのケーキ又はスポンジ(市販品)

*甘い紅茶(冷ましておく)

作り方:
1)容器に紅茶で濡らしたスポンジを敷く
2)砕いたメレンゲ、ベリー類、クリームを交互に入れる
3)上にベリー類を散らす



…す、すみません、それだけです(笑)。スプーンで更にぐちゃぐちゃに救って食べましょう!紅茶の代わりにコアントロー等のリキュールを塗っても美味しいと思います。

今回作っていて思ったのですが、このイートン・メスによく似たお菓子をよくカフェで見かけるんです。メレンゲにイチゴとクリームを掛けた「パブロバ」というお菓子です。

伝説のバレリーナ「アンナ・パブロバ」からつけられた名前で、メレンゲがバレリーナのコスチュームであるチュチュに似ているからだそうです。使っている材料は「イートン・メス」とほぼ同じ。いろいろ調べてみたものの確実な出典はないのですが、最初からメレンゲを砕いていないものを「パブロバ」と呼んでいるようです。オーストラリアやニュージーランドでも愛されているお菓子です。

材料が同じなので作ってみました。


材料さえあれば手軽に出来て、ピクニックなど野外でもぱぱっと作れてしまうのがよいところ。盛り付けを工夫すればよそいきのお菓子にも変身します。

クリームが濃厚ですがさわやかな果物の酸味でさっぱり食べられるので、これから梅雨に突入する日本で「暑気払い」ならぬ「梅雨払い」のさわやかスイーツとして試していただけたらと思います。

ではまた来月お目に掛ります!お元気でお過ごし下さい!

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