
2012年02月20日 (Mon)
前編 からのつづき
N:それは心強い!ところで勤務先に託児所があるのって、便利なかんじがするけど実際はどう?
R:送り迎えに時間がかからないという点は一番の利点だね。でも子供の熱がでたら普通の保育園と同じように呼び出しはあるし…。勤務中に呼び出しされても早退なんてできないんだよね。患者さんが待ってるし。だから託児所に預け始めてからもいろいろ交渉は続けたよ。
N:育児と仕事の両立は、どんな仕事でも大変だけど、お医者さまはやっぱり命に係わる責任が重い仕事だけに、本当に厳しいね。
R:家族の協力なしには成り立たなかったなぁ。本当に家族の有難みを痛感したよ。そしてなんとかやりくりして1年がんばった後、2人目を授かったの。非常勤だったから産休とか育休じゃなくて、退職になっちゃったけど・・・。
N:退職って、不安にならない?
R:やっぱり不安はあるよ~。それに復帰前にもう一度就職活動をすることになるから、エネルギーが必要だしね。そして今回、長女は幼稚園に入って、次女は認証保育所に入ったの。
N:幼稚園だとお迎えが早いよね。で大丈夫だった?
R:次女の通ってた保育所が、幼稚園のスクールバスが着く所までお迎えにきてくれて、そのまま一緒に見ててくれるところだったの。
N:それはワーキングマザーにはありがたいね!
R:本当に助かるよね。でもしばらくしたら、その保育所が閉園することになっちゃってさぁ。
N:え??なくなっちゃったってこと?
R:うん。最初、閉園になることを聞いた時はショックで、どうしよう!って思ったよー。もう働くのは無理かも!って思った。仕事の度にベビーシッターを雇う余裕はないし。
N:それは絶望的になるよね。
R:同じところに預けていたママさんたちもみんな同じように悩んでいて…。その保育所の保育士さんに相談してみたら、まだ次の勤務先は決まってないっていうのね。預けたい人がいて、保育士さんがいる。なんとかならないかなーって考えたの。たまたま自宅からすぐ近くに、私が祖母が一軒家に住んでいて、そこに使っていない部屋があって…。これは何とかなるんじゃないか?と気が付いたの。
N:まさか!?
R:そう託児所をつくったの。すこしリフォームしてね。
N:すばらしい!!!
R:保育士さんたちと協力して、前の保育所のママ友に声かけて、預けたい人を募って・・・すべて手作りだけど、なんとかなるもんだね。(笑)

N:それ、玲緒ちゃんだからできたんだよ。私だったら、あきらめてたと思う。
R:そんなことないよ。協力してくれた保育士さんたちには本当に感謝してる。それに祖母も人が出入りする機会が増えたおかげで、前より生活にハリができたみたい。
N:つきなみだけど人と人とのつながりが老若男女問わず、一番大切なんだよね。
R:ほんとにそうだよね。
N:これから先のことは何か考えてる?
R:いまはまだ子供も小さいから仕事と家庭のバランスが4:6くらいで満足してるんだけど、将来はもう少し仕事のウェイトを増やして7:3くらいにしていきたいな。
N:いろんな困難を乗り越えてでも、お医者さまとして働き続ける理由ってなあに?
R:やっぱりこの仕事が好きなんだよね。とてもやりがいがあるし。それに、常に新しい医療技術が出てくるからその勉強も必要で、そのためにはどんな形でも現場に居続けることが大切だと思ってる。
N:なるほど。
R:医療そのものに期待されるものもどんどん変わってきてるし、そこで働く人たちの生活もあるから、そこをうまくマッチングさせる体制、例えばワークシェアリングとかが整えられるといいなと思うよ。
N:玲緒ちゃんみたいにどんどん道を切り拓いていく開拓者がいれば、実現しそうだね。では、最後に、このコンテンツをご覧の女性にメッセージをお願いします。
R:仕事も育児もそれぞれに大変で、「もうだめだー!」って思う瞬間もあるけれど、家族や周りの人とのつながりを大切にしながら、できる時にできることを精一杯頑張っていれば道を切り拓くことができると思うし、その時の達成感はこの上なく嬉しいもの。そして頑張り続けるためには心身ともに健康でいることが大切です。そのためにも、適度に息抜きしつつ、人生を楽しんでいきましょう♫
N:ありがとうございました。
R:理解のある上司が親身になって協力してくれたおかげなんだ~。