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オンナの可能性

vol.6 プロフェッショナルなオンナ 前編 からの続き


A:料亭『菊乃井』のご主人、村田吉弘さんですね。
  村田さんとはどんなきっかけで知り合われたんですか?


H:学校に勤めていると、2年目から学校の研修として、
  京都の料亭などで働かせてもらえるチャンスがあるのね。
  もともと私が日本料理の修行先として
  京都を選んだ一番の理由は
  「瓢亭」で修業したいとおもっていたから。
  それでもちろん研修先は「瓢亭」。
  とにかく瓢亭では年中いて、ひたすら修行させてもらってたの。
  京都の料亭ってお店は違っても、
  出入りしている業者が一緒だったりするから、
  そういう人たちを通じて
  「いっつも瓢亭に手伝いに来てるやつがいるな」
  「あいつ、また来てるのか!」
  みたいなかんじで評判が広がって、覚えてもらったの。


A:料理人のプロの方たちが驚くくらいの
  働きぶりだったってことですよね。


H:自分がやりたいと決めたことだからね。
  そうこうして、京都にきて4年くらい経った頃に、
  村田に紹介されて、
  吉野家の新業態立ち上げに3年くらい携わった。
  1999年からは菊乃井の惣菜の開発部長に就任して
  菊乃井の玉川高島屋店をはじめ、
  次々に百貨店への出店が決まって大忙しだった。


A:そのお忙しい時期にご結婚や出産もされたんですよね。


H:出産したのが2003年の1月なんだけど、その年には
  菊乃井の渋谷や日本橋の百貨店への出店があったから、
  産前もぎりぎりまで働いたし、産後に休んだのは1か月だけよ。


A:1か月!!すさまじいですね。


H:代わりがいない仕事だからね。
  休んでていいって言われる方がよっぽど怖いよ。(笑)


A:でも子育てしながらのお仕事はご苦労もあったんじゃないですか?


H:そうねー。
  2004年の菊乃井・赤坂の立ち上げ期は
  さすがにどうにもならなかったから、お店の近くに部屋を借りて、
  ベビーシッターさんをお願いしてフルで働いてたけど、
  その分出費がすごくて・・・。
  あまりにも馬鹿ばかしいから、しばらくフルで働くことはやめて、
  夕方までの勤務にしてもらったの。


A:大変でしたね。


H:でもね、夕方5時に家に帰るようになると、
  子供が寝るまでの間、この数時間が長くて長くて。
  働いているときは時間なんてあっという間に過ぎるんだけど、
  今度は時間が有り余っちゃって・・・。
  「私、何やってるんだろう」っていう焦燥感もあったし、
  ストレスがたまっちゃったのね。
  普段だったら絶対買わない訪問販売の
  ウン十万する掃除機とか、百万くらいする幼児教材なんかに
  ひっかかっちゃったわよ(笑)


A:堀さんのような方でもそんなことがあったんですね!(笑)
  失礼かもしれませんが、親近感がわきます。
  そんな時期を乗り越えて、
  2008年にアンチエイジングレストラン・リールの
  オーナーとなられたわけですが、
  「アンチエイジング」というコンセプトを打ち出されたのは
  どうしてなんですか?


H:自分のお店を持つにあたって、
  「だれもやっていないこと」がしたかったのよね。
  「医食同源」っていう言葉があるけど、
  「病気になってから、治療する」ということではなくて、
  病気をしない生活をおくるための食というのを
  発信していきたいと考えたの。


A:リールを始められてから、
  さらに活動の場が広がっていらっしゃるようですね。


H:このお店は私にとってステージ。
  料理でお客様をおもてなしすることはもちろん、
  自分の考えを発信するための基地のような存在なの。
  ここがあるから、メディアのお仕事もいただけるんだと思う。
  それにこのお店を通じて、新たに雇用の機会が生まれて、
  イキイキする人が増えていってほしいとも思ってる。


A:リールのスタッフのみなさん、イキイキしてらっしゃいますよね!
   しかも、みなさん、お肌がピカピカ(笑)
   ところで、堀さんがお店やメディアのお仕事をなさる上で、
   心がけていらっしゃることは?


H:言われてやるのではなく、言われる前にやるのが仕事。
  これはまず自分の体に染みついていると思う。
  それから、ひとつひとつの仕事に対して
  依頼通りにやるだけじゃなく、
  相手の期待以上のアウトプットを出さないと
  次にはつながらないのよね。
  だから、常に「もっとイイもの」を
  追求することを忘れないことかな。


A:本当に堀さんの言葉のひとつひとつが心に響きます。
  今後に向けてはどんなことを考えてらっしゃいますか?


H:最近いろんな勉強会を開催したり、
  医療制度について話をしたりしていると、今後は、
  「食事療法」の重要性が高まってくるんじゃないかな
  と考えているの。
  今の管理栄養士は知識はあるけれど、
  調理技術が不十分だったりするので
  今のままではその流れについていけない。
  そこで管理栄養士にちゃんとした調理技術を
  教える活動をしていきたいなと。
  これまでの私のキャリアがあってこそできる仕事だと思うし、
  使命だと感じるのよね。

A:これからの日本の社会にとって本当に重要なミッションですね。
  具現化されるのが、今から楽しみです!
  それでは最後にこのコーナーをご覧になっている女性たちに
  堀さんからメッセージをお願いします。


H:人間は自分が思っている以上に、いろんなことができると思う。
  だから、なにもやる前から悩んだり、
  「こんなことできるわけない」って能力制限をしてはダメ。
  いつ死んでもいいようにいまできることを精一杯やること。
  そのためには大風呂敷を広げたっていいと思う。
  それに追いつけるようになればいいんだから。
  何事にも課題はあるかもしれないけど、
  不可能かどうかはやってみないとわからないでしょう?
  悩んだってボヤいたって解決はしない。
  まずはやってみればいい。
  間違ってたらやりなおせばいいんだから。


A:堀さんがおっしゃると本当に元気が湧いてきます。
  加えて、料理の世界で活躍したいと考えている女性は
  多いですが、なかなか活躍するチャンスが
  めぐってこないのも現実ですよね。
  そういう女性たちに一言お願いできますか?


H:勉強の仕方が足りないのだと思うわ。
  とにかくとことん勉強して技術を磨く努力をすること。
  その努力ができないのは、本気じゃないのかも。
  本当にやりたいことなのかどうか、料理でなにを実現したいのか、
  目的をはっきりと持つことが大切。
  私は京都に修行にいったころ、
  自分の人生の企画書をつくったの。
  何歳までになにをするってことを明確に書いて、
  それをいつも見える場所に貼ってた。
  それを毎日目にすることで、自分を見失わずに頑張れる。
  途中で更新してもいいし、修正してもいい。
  目標を達成するために、漠然と生きないこと!


A:わかりました!
  本当に背筋が伸びる素晴らしいお話をありがとうございました。



■堀さんが経営されるレストラン



  アンチエイジングレストラン・リール
  http://rire.typepad.jp/

体に優しくて美味しいものをおとどけできる新しいスタイルのカフェです。
管理栄養士の考案するメニューのコンセプトは“医食同源”
栄養バランス・素材に深くこだわりました。
また店頭に並ぶ様々な種類のパンには雑穀や天然酵母を使ったものや、
こしひかりの米粉100%のものを。
アレルギーにお悩みの方にはもちろん、
ソフトで自然な口当たりパンはどなたにでもお喜びいただけると思います。
豊富なドリンクメニューも皆様の生活スタイルに合わせてご利用ください。



住所:〒108-0073 東京都港区三田5-2-18 三田ハウス104
アクセス:地下鉄南北線白金高輪駅 徒歩7分
TEL:03-5730-0457 FAX:03-5730-0458
営業時間:08:30〜21:00(ランチ:11:30〜14:00/ディナー:ご予約にて承ります)
定休日:日曜・祝日

■堀さんの著書



  ◎みそと野菜でアンチエイジング!―免疫力アップの簡単レシピ
     出版社:神宮館

  ◎「菊乃井」お惣菜担当が教える からだに効くおかず
     出版社:祥伝社

  ◎子どもといっしょにつくる和のおかず
     出版社:神宮館

  ◎100歳までサビない栄養レシピ (生活シリーズ)
     ★新刊  出版社:主婦と生活者
     


■堀さんのメディア出演予定
  ◎テレビ朝日「笑顔がごちそう うちごはん」 >番組HPはコチラ
     7月1日18:00~ 
     7月22日18:00~ 

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ポテンシィは、
今を生きるさまざまな女性がより輝き、
優しさを放つようなサービスを
「食」という空間から創りだしていきたいと考えています。

つながって ちょっといいコト、いいモノを。
株式会社ポテンシィ

■■■プロローグ■■■

【プロフェッショナル professional】
◎信仰を告白(Profess)するというのが語源であり、
 そこから転じて現代では、聖職者のように自分の欲望には蓋をして、
 クライアントの利益のために自身の高い専門性を発揮する職業
 という意味になった。
 ここで忘れてならないのは、プロフェッショナルには、
 常に高潔な職業倫理と自己管理能力が要求されるという点だ。
 (「スローキャリア」高橋俊介著)
◎「成果をあげる」という絶対目標を持ち、自らの行動に「責任」を持つ人材。
 (「プロフェッショナルの条件」P.F.ドラッガー)


今回の「オンナの可能性」は、ポテンシィが最も尊敬する女性の一人、
アンチエイジングスペシャリスト
レストラン・リール オーナーシェフ堀知佐子さんに
インタビューさせていただきました。
堀さんを形容させていただくならば、まさに“プロフェッショナル”。
そんな堀さんのお仕事に対する想いや現在にいたるまでの
様々なエピソードをご紹介いたします。

今回のゲスト:堀 知佐子/Hori Chisako(文中:H)
【Profile】
管理栄養士・食生活アドバイザー・調理師
日本抗加齢医学会正会員
京都市の調理師専門学校にて日本料理実習講師・栄養学講師を
務めた後、京料亭「菊乃井」の中食事業を立ち上げ、
現在6店舗展開し、各店盛業中。
飲食店・中食事業のメニューアドバイスや
食生活全般における指導など
大手食品会社、飲食店など顧問多数。
小学生の女の子の母でもある。

インタビュアー:Potency代表 青木姿穂子 (文中:A)
ライター:Potency Press 久継尚子


A:堀さん、こんにちは。今日はお忙しいところありがとうございます。
  最近はテレビでも引っ張りだこですね。
  先日も“うちごはん”拝見しましたよ。


H:おかげさまでね。走り回ってるわ。(笑)


A:今日はよろしくお願いします。
  では早速ですが、堀さんが料理人の道を志された経緯から
  うかがえますか?




H:料理は、幼少のころから好きで、よく家でしてたの。
  高校卒業後の進路を考える時期になって、
  「ひとり暮らしがしたい!」と思っていて。
  その時に、父から出た条件が、公立・短大であること。
  同時に、私の母は、かねてより栄養士になりたかったから、
  父に「その夢を代わりにかなえてあげたら」っていわれたの。
  それで栄養科のある短大に行こうと思ったのが最初かな。


A:そうだったんですか。


H:そこでいろいろ学校を探したのだけれど、
  ひとつ、すごくイイ学校があったの。
  私が唯一得意だった理科1科目だけの試験と、
  あとは面接のみの学校が!
  これはもう願ってもないチャンスで、おまけに公立で短大。
  これ以上ないというくらいすべての条件がそろっていたのね。(笑)
  それで受けて、入学したの。


A:運命の出会いだったのかもしれませんね。(笑)


H:そうそう。でも短大では遊んでたな~(笑)
  卒業して、さて就職ってことになって、
  一応食品会社に入ったんだけど、社風が合わなくて、
  すぐに辞めちゃった。
  その後、栄養士の助手とか地元群馬の調理師学校を
  数年やりながら、なんとか管理栄養士の資格をとったの。
  それからご縁があって喫茶店をひとりで経営したりもしたわ。
  喫茶店と定食屋を一緒にしたような店で、
  近所の大学の学生やサラリーマンの人たちが通ってくれて、
  丼ものとか煮物を出したりして。


A:それは人気がでそうですね。


H:それはそれで楽しかったんだけど、ふと
  「このままだと私、お魚もまともにさばけないままでおわっちゃうな」
  と気がついて、本格的に日本料理の勉強がしたいと思ったの。
  本当に料理人の道に進もうと考えたのはその時かな。
  すぐに喫茶店を辞めて、京都へ。


A:すごい行動力ですね。


H:私、やると決めたらすぐ行動しないと気が済まないのよ。


A:京都にはどなたか“つて”があったんですか?


H:ないない。(笑)
  単身で京都へ行って、
  最初は調理師学校の助手の働き口を探したんだけど、
  その学校の出身者じゃないとなかなか採用してもらえない
  という現実につきあたったの。
  でも管理栄養士の資格を持っていたから、
  夜間の栄養学の講師としてまずは勤め始めて、
  それから徐々に交渉して、
  昼間の調理師助手の方もやらせてもらえるようになったの。


A:どんな風に交渉なさったんですか?


H:私は仕事ができないと発言力もないと思っているから、
  とにかく人一倍調理の勉強や練習をして、技術を磨いたの。
  授業であまった食材を使わせてもらって練習したり、
  何か手伝うことがあったら率先してやってた。
  そうやってどんどん行動していった結果、
  チャンスに恵まれたんだよね。


A:その途中で悩んだり、迷ったりすることはありませんでしたか?


H:私、あんまり悩むってことがないの。
  悩んでいる暇があったらその分勉強と仕事をする。
  もちろんうまくいかないこともあるかもしれないけど、
  その時は「何が課題なのか」を分析して、
  その「課題」を解決するにはどうしたらいいか冷静に考える。
  そしてとにかく実行!
  やってみて間違っていたら、やりなおせばいいじゃない?


A:「悩み」じゃなくてクリアすべき「課題」として前向きにとらえるんですね。


H:それとね、あまり人とつるんだりすることにも興味がないの。
  「一緒にやりたい」という人を排除はしないけど、
  自分のやりたいことは自分のペースでやりぬく。
  そのほうが、成長するスピードが早いよね。


A:確かに。とても合理的ですね。
  ところで料理人の世界って男性社会だと思うんですが、
  女性であることで苦労されたことはありますか?


H:うーん・・・ないわね。


A:え!?ないんですか?


H:うん。
  どちらかというと女性であることで得をした方じゃないかな。
  人一倍努力はしたけど、男性が男性の二倍努力するより、
  女性が男性の二倍努力する方が、
  人の目には留まりやすかったんだと思うよ。
  『菊乃井』の村田から声をかけてもらったのも、
  今思うとそういう影響かもしれない。



vol.6 プロフェッショナルなオンナ 後編へ つづく

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vol.5 サレルノのオンナ 後編

2012年06月04日 (Mon)

> 前編 からのつづき

しほこ: たとえばどんなこと?

カヨ: サレルノは太古の昔から保養の地として有名で、

地中海ダイエット(痩せるということではなく健康でいると言う意味)の
発祥地と言われているの。
ヨーロッパ初の医学校があったので、今でも医学で有名。
13世紀、14世紀にどうすれば健康でいられるかが書かれた、
「サレルノ養生訓」も有名だよ。
それに沢山の世界遺産やその他の観光地にも近いのに、
まだまだ日本であまり知られていない事がとてももったいなく感じ、
紹介する事を始めました。


しほこ: カヨにとって、サレルノをシンプルに伝えると、どんなところ?

カヨ: 無理なく自分らしく生きられる場所。

凹 んでる人がいても誰も「頑張れ」と言わないの。
今までで一番印象に残ったのは「自分を強く持って」・・・こう言われた時、
「頑張ってって言われるのが辛いんです」って昔ある人に言われた事を思い出させられた。
「自分のペースで自分らしく生きる事が大切」って日本でも聞くけど、
100%理解できる人ってどの位いるかな?
まず「自分のペース・自分らしさ」を知る事が難しいよね。
サレルノの人達は自分のペースを知っているし大切にできている。
例えば時間に遅れるのが当たり前だから、自分が遅れても他の人達が遅れてきても問題なし。
常に気持ちにも時間にもゆとりがある。
私はやっぱりまだ人を待たせる事に抵抗があって、街中を走る事があるけれど、
2年以上ここにいても自分以外、ジョギング以外で走っている所見たことが無いよ(笑)


しほこ:私もいつも走り回ってるなー。

サレルノにいったら、アスリートかと思われそう。(笑)
ところで、サレルノと日本、それぞれの魅力や共通点があると想うけれど、
たとえばどんなことがある?


カヨ:サレルノも日本も料理が美味しい!

これが一番魅力的な共通点だと思う。
特にサレルノには新鮮な魚が多い(ナポリへもサレルノ湾から運ばれるそう)ので、
魚料理がとっても美味しい!
家庭料理の方がレストランよりも美味しいから、サレルノに来たら観光だけじゃなく
料理を習うのもお勧め。

 

私がサレルノで料理を習ったおばちゃん:Nonna Giuliaに、
「料理が上手な人はキッチンを綺麗に使いながら料理するのよ。」
と言われたとき、ドキッとした。20年前に亡くなった私の祖母が同じ事を言っていたから。




しほこ:おもしろいね。

Nonna Giuliaにぜひ今度、ぜひポテンシィマガジンの「伝えたい、料理から。」にも
登場してほしいな。


カヨ:そういえば、他にも日本の昔を思い出させられる事がよくあるよ。

例えば、ジャムの瓶などを再利用する事とか、近所にレモンやにんにくを借りに行くとか!
昔の日本を思い出すよ。


しほこ:そっかー、ご近所に何かを借りにいくという行為は、

日本の特に都心部では、なかなか見られなくなってしまったかもしれない。


カヨ:あと自然環境を大切にしているから、ごみの分別をしっかりする所や、

電気・ガスの省エネに気を使うところも良い共通点かも。
不動産を購入する場合高い!のは東京との共通点かも?
でも賃貸や食費はかなり安い・・・
1kg、50セントで買えてしまうジャガイモや玉葱・・・
かなりアンバランスだね。
昨年の不動産高騰率はイタリアで1位だったと聞いたよ。
日本の田舎との共通点は家族で住んでいる点かな。
おばあちゃんや近所の人々に面倒を見て貰ってすくすく育っている子供達。
昔の日本で当たり前だった事がまだまだ残ってるよ。


しほこ: サレルノの今について 伝えたいことがあったら、ぜひ♪

カヨ:イタリア、特に南イタリアの経済状況は日本と比にならない程深刻で、

能力のある若者達は北に行かざるをえない状況。
北に行っても仕事がなかなか無いとの事。
サレルノ市は観光に力を入れたいけれど、予算が無いのが実情。
サ レルノは数多くの世界遺産やその他の観光地へのアクセスが良く、
宿代も周辺の町に比べて安いし、
地中海式ダイエットの発祥地と言われるだけあって食事も他の町より美味しいので、
日本のみなさんにもその魅力をお伝えして、たくさんきてもらいたいです!


■サレルノ近郊の世界遺産



パエストゥムPaestum
古代ギリシア、古代ローマ遺跡。ギリシャのアテネの神殿、シチリア島の神殿と並ぶ3大神殿の一つ。


ヴェリアVelia
古代ギリシア植民地エレアを元にした、古代ローマの都市の遺跡


パドゥーラの聖ロレンツォ・カルトジオ修道院Certosa di San Lorenzo a Padula
面積なんと5万1500平方メートル、320もの部屋と41の噴水、
広大な中庭をもつ、南イタリア最大の修道院。
なかでも17世紀に作られたという大きなキッチンは
生活の雰囲気が感じられる興味深い場所。
その昔カール5世がこの地を訪れた際には、
卵1000個を使ったオムレツが作られたという言い伝えがあり、
今も8月10日のサン・ロレンツォの日には巨大オムレツを作る
Frittata delle mille uovaというお祭りが開かれる。



それに気候がいいので、春から秋までとても快適に過ごせます。

冬はその年によって雨が多い月もありますが、イタリア全土でも有名な
クリスマスライトアップがあって、冬でも沢山の人々で賑わいます。
どの季節もお勧めなので、4回は来て頂きたいですね(笑)





もしフェイスブックをお持ちの方は、是非 Bestof Salernoに友達申請をして下さい。
サレルノ県(アマルフィ含む)にある様々なお店でディスカウントが効くようになります。
勿論無料です。ディスカウ ントがきくお店はこれからも増えていく予定です。
今年3月にスタートしたグループですが、サレルノの良いものをディスカウント価格で・・・
と言うのがこのグループのコンセプトなので、サレルノに興味を持って頂いた方に
友達申請をして頂ければと思います。
http://www.facebook.com/profile.php?id=100003582621065&sk=info

しほこ: 今後、カヨはどんなことをしていきたいとおもっていますか?

カヨ: 日本からリフレッシュにサレルノに来たい方のお手伝い、

サレルノの製品を日本に輸入してくださる方々とのコラボレーションを強化して行きたいです。
サレルノには残念な事に日本の皆さんにお勧めできるイタリア語学校が無いので、
今、NPOのイタリア語学校を立ち上げるお手伝いをしています。
旅行で来ても、ちょっとした会話だけでも習えたら楽しいもんね!
そういえば、しっほーもサレルノに来たときは、天候が雨つづきだったから、
それであれば観光よりも少しでもコミュニケーションをとれるようにと、
短時間だけどイタリア語を学んでいたよね。
文化の違いでトラブルが起きないように、新しく立ち上げる学校にはB&Bも付く予定です!
1年目はプロモーションで1週間は授業料無料になる予定なので、
また決まり次第お知らせさせてください!
それからサレルノが誇る「良いもの」を日本に届けたいので、
日本への輸出をお手伝いもしたいと思っています。
例えば食品だったら、しっほーも畑や工場を訪ねた、Fontana San Giovanniのオリーブオイル。
頑固だけど日本人に負けずとも劣らない緻密でしっかり仕事をするオーナーのおかげで
オリーブオイルの品質は◎!
食品以外だっ たらBottega Bossaの革製品!
クリエイティブなオーナーのAlbertoが一つ一つ気持ちを込めて作っている商品だから
どれも大人気。
イタリア国内全土から買いに 来ている位だから、日本の方にも伝えられたらなぁって思ってます。
こうやってサレルノも日本も元気にして行けたら嬉しいです。


しほこ: 最後に日本のオンナ(女性)の方たちに、メッセージをぜひ。

カヨ: オトコに負けず働いているオンナの皆さんへでもいいかな?

(昔の自分へのメッセージ)仕事で頑張りすぎて、
大切にしなくてはいけない人・物・事・時間を忘れないで下さい。
嬉しい事や楽しい事よりも辛い事や悲しい事の方が多くなったら、
サレルノに身体と心を癒しに来てください!
(サレルノまで来れなくても長期の休みを取ってリラックスしてみてください。)
ゆっくり自分と向き合う時間を作ると、今まで見えなかったことが
不思議と見えてくると思います。


しほこ: ありがとう!! カヨ!  Grazie mille!

・・・・・・・・
以下は、ポテンシィ代表:青木姿穂子がサレルノを訪ねた時のブログです。
食べること、笑うこと、慈しむこと、出逢うこと、生きること
いろんなことをサレルノの街、自然、ヒトびとから気づき、考えさせてもらいました!
よろしければ、ぜひご覧になってください♪


■サレルノから かえってきました
http://tunagite.jugem.jp/?eid=618


■食べるということ
http://tunagite.jugem.jp/?eid=619


■笑うということ
http://tunagite.jugem.jp/?eid=620


■慈しむということ
http://tunagite.jugem.jp/?eid=621


■出逢うということ
http://tunagite.jugem.jp/?eid=622


■生きるということ
http://tunagite.jugem.jp/?eid=623



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vol.5 サレルノのオンナ 前編

2012年05月23日 (Wed)

■■■プロローグ■■■

今回で第5回目を迎える「オンナの可能性」。
登場していただくのは、南イタリアのサレルノという街に住む藤原佳代さん。
サレルノはカンパニア州サレルノ県都で、アマルフィ海岸とソレント半島の付根の
サレルノ湾に位置しています。
イタリアをブーツの形に例えるとすると、「すねの下の方」。
アマルフィ観光の起点ともなる風光明媚な湾岸都市で、
8世紀にはヨーロッパ最古の医学学校が設立され、
療養のために多くの人が訪れた保養地としても知られています。
そんなサレルノの街と藤原さんの魅力をご紹介いたします。






(以下、カヨ=藤原佳代さん、しほこ=ポテンシィ代表 青木姿穂子)

しほこ: カヨ。おひさぶり!

カヨ: しっほー!元気そうで何より!!

しほこ:かれこれ出逢って3年になるのかな?

カヨ:いやいや3年は経ってないよ~。だって私がサレルノに来てまだ2年半だから(笑)

しほこ:カヨが、

「サレルノのオリーブオイルやサレルノの街の魅力を日本のみんなに伝えたい!」
ってわたしたちのマルシェを訪ねてくれたのが最初の出逢いだったよね!


カヨ:そうそう。それが2010年の6月だったね。

サレルノで一押しのオリーブオイルを生産者から日本の生活者に
ダイレクトに提供できたら・・・って思ってマルシェに連絡したら
「じゃあ青木さんに」って(笑)


しほこ:そっか、そうだったね、最初はどんな印象だった?

カヨ:ポテンシィの「生産者と生活者を繋ぐ活動」は私の思いにぴったりでビックリしたのが、

まずは第一印象だった。
そして話をすればする程、しっほーとは意見が一致してすぐに意気投合。
初めから最後まで二人共ニコニコだったよね。


しほこ:確かに。(笑)

カヨ:大好きなサレルノの町や人々の説明を喜んで聞いてくれて嬉しかった。

こんなに楽しいビジネスミーティング、最初で最後かもなぁーって
帰り道思いながら帰った事が印象に残ってるよ。


しほこ: ちょうど当時の私は

「日本を外から見て、感じとりたい、どの国に行こうかな」
と探索していた時だったので、カヨと逢って
「あ、これだ」
と想った。


カヨ:そうそう、初めて逢ったばかりなのに、家に着くと同時に

「今月中にサレルノに行きたいと思って!」
ってしっほーから電話が!凄く嬉しかったよ。
仕事の関係で実現したのは4ヵ月後にだったけど。でも最速だと思うよ(笑)


しほこ: ということで(笑)、今回の「オンナの可能性」は、

サレルノという街で、チカラづよく輝くニンゲン“カヨ”を
ご紹介させていただけたらと想っています。
まずは、自己紹介をどうぞ♪


カヨ:こんにちは、藤原佳代です。


南イタリア、ナポリからバスや電車で40分のサレルノに住んでいます。
出身地の仙台とサレルノを愛しています。



サレルノに来る前は、アメリカに8年、東京に5年住んでいました。
アメリカではアメリカ政府の陸軍でCommercial Sponsorship Specialistとして、
日本ではImport-Export Managerとして働いていました。


アメリカと日本、経済大国・資本主義の代表国でしか働いた事の無かった私。
沢山働いて当たり前。
時間が無いのは仕方ない。
毎日仕事仕事・・・
週末も仕事の事を考えていたり、働いていたり・・・
お給料がサラリーマ ンの通信簿・・・
と思っていました。


日本で働いていた輸出入の会社では、
秘書兼、ITネットワーク・ERPシステム責任者兼、マネージャー・・・
と色んな事を 任されていた事が嬉しく、
また自分にとって新しい事を沢山学ばせて貰いとても感謝しています。
”オトコ”に負けたくない思いが強かったので、
その会社の初オンナマネージャーになった時、凄く達成感がありました。


働くことが好きなので、働きすぎていた事を後悔してはいませんが、
今思うとあのまま働き続けていたら、定年退職する時や人生最後を迎える時、
「自分の人生はなんだったんだろう」
って思って当然な生活でした。


そんな自分に「本当に大事な事」を教えてくれたのが、サレルノ。
そのサレルノに約2年半前から住んでいます。


しほこ: キャリアウーマンだったカヨがサレルノに住み続け、

サレルノを紹介したいと想うに至ったのはどうして?


カヨ:最初、イタリア語を学ぶために標準語と言われているフィレンツェに行こうと思ったの。

そこでフィレンツェの語学学校に連絡したら、私の希望に合うホームステイ先の空きが
無いと言われ、サレルノにある姉妹校を紹介されたの。

初めて「サレルノ」の名前を聞いた時は、どこだか分からなかったので、
何も考えずにローマから電車で到着。
なぜか駅を出た瞬間「ここに住む」って強く思ったのが印象的だった。




本当は1ヶ月後にサレルノからフィレンツェに移るはずだったんだけど、
サレルノに住み着いちゃってフィレンツェには行くのやめたよ(笑)


しほこ:なるほど。

カヨ:まだ誰にも逢っていなかったし、町も全然見ていなかったのにね・・・

不思議な空気だった事を今も覚えてる。

小さい頃から英語を話す環境に居たので、サレルノに来るまで
特に語学で困ったことはなかったの。
でも、ここに来てほぼ誰も英語を話せない&自分もイタリア語が話せない・・・
コミュニケーションを取れないことが本当にもどかしくて。


しほこ:カヨにとっては初めての経験だったんだね。

カヨ:でも、皆明るく優しく、本当に「身振り・手振り」で私と会話してくれたよ。

日本人と聞くと、ホスピタリティ旺盛に歓迎してくれ、
他の国から来ていた友達たちからは、
「カヨと一緒に居るとどこで何してもタダだねー」
なんて言われてた。


しほこ:それはうらやましい・・・(笑)

カヨ:1週間もすると町のあちこちで「カヨ」と呼び止められるようになってた。

全て、恩人のCarmelaとの出会いのお陰。


しほこ:そうだね。私がサレルノに行ったときもカヨを通じて彼女と出逢い、

滞在中とてもお世話になりました。ぜひ、Carmelaのことを紹介して。


カヨ:彼女はとても力強い女性。

まだ42歳なのに、4年前に旦那さんを亡くし、3人の子供を独りで育てている。
1番下のLorenzoには脳障害があり、7歳でも歩けない、話せない、
食べる事(飲み込む事)もままならない。


しほこ:そうだったね。

カヨ:でもその事を私に説明してくれた時、Carmelaは、

「私ね、この子が生まれたとき、あーずっと赤ちゃんでいてくれたらなぁって思ったの。
だから願いが叶ったのかもね。」
って!


しほこ: 彼女の考え方、まなざし、そして芯の強さには、私、魂が震えた。

カヨ:私、最初は壊してしまいそうでLorenzoに触る事もびくびくしながらだったけど、

時間が経つうちに、家族全員が心から大切な存在になり、今では私の第2の家族。
この家族との出会いが無ければ、ここには住んでいなかったかもしれない。


しほこ:カヨにとってかけがえのない出逢いだったんだね。

カヨ:サレルノの「おもてなし」の気持ちは、日本人に通ずるものがあるけど、

イタリア人の平均収入を聞くと驚き。
というのも月に1200ユーロ程度しか貰っていないのが普通なのに、
1人20ユーロの夕食を奢ってくれたり、
ギリギリの生活なのに毎日バーで友達と過ごしたり。


しほこ:私もサレルノにいったとき、サレルノの人たちのあたたかさには正直、びっくりした。



カヨ:仕事が無くてもとても楽観的・・・現代の日本人と足して2で割れたら・・・と

何度思ったか分からないよ。


しほこ:そうだね、サレルノのバーで、二人でそんなことも話したね。

カヨ:日本人の収入は世界的に見ても高く、貯金率も高いのに、

「経済危機」がメディアで取り上げられすぎ、若者が将来を不安がり、
日本では「節約」を良く耳にするよね。


しほこ:そうだね。若者だけでなく、日本の将来に不安を抱いている人は多いかもしれない。

カヨ:サレルノに来て、日本人は「今」を大切にできていないのでは?

と考えさせられるようになった。
日本では貯金ができないと不安、昔よりお給料が少ないと不安、
とにかく不安がいっぱいだよね。


サレルノの人々、南イタリアの人々は本当に問題が起きてからどうするか初めて悩むの。
下手すると問題が起きても悩まないよ。


しほこ:あはは。問題が起きても悩まないってすごいことだよね。

カヨ:自殺大国日本では「仕事に行きたくないから」といって

死を選ぶ人が毎年何人いるんだろう?
南イタリアの人々に言わせれば「会社を辞めればいい」。
私はその通りだと思う。
「そんなに簡単な事ではない」と言われると思うけど、
それは「日本人の考え方」で「世界の考え方」ではないんだよね。


しほこ:そういう考え方って、日本の外にでて生活をしてみて初めて気づくことかも。

カヨ:日本で心配される「世間体」は「小さな島国日本」にしか無い内容でいっぱい。

嫌な仕事を続け、ストレスをため、自分を殺めるくらいであれば、
そうなる前に辞めたほうが家族にとっては幸せじゃないかな。


しほこ:ほんとうの幸せや豊かさが何なのだろうと考える時間をもつこと、とても大事だと思う。

カヨ:それにね、イタリアでは30代・40代でも両親と暮らす人が沢山いるよ。

下手すると50代でも結婚していなければ、両親と住んでいるのが当たり前になってる。
(仕事があっても無くてもあまり関係なく。)


日本だったら、「まだ親といるなんて」って言われちゃうでしょう。
日本で、無職になり恥ずかしいから実家に帰らず、親の死に目にも会えない人の話を
何度か耳にしたことがある。
自分の子供が無職だろうとなんだろうと元気な顔を見られる事の方が大切・・って
本当はみんな思っているはず。
日本もそういう気持ちに素直でいられるような社会であってほしいんだよね。


しほこ:日本人も心の底ではそれを求めているんじゃないかな。

昨年の震災以降、特にそういうことを私自身も感じるし、周りの人からも耳にする。


カヨ:世間体より、仕事やお金より、大事なものが沢山あることを

サレルノではっきり気付かされたの。


お金は確かに大事。
でも無理なく生きられる分だけあれば、
時間や自分自身の健康や幸せを優先すべきなのでは?


日本は豊かになり過ぎて個々人の人生が貧しくなっていることに
気付かざるをえなくなった。
世間体より、仕事やお金より自分自身の健康(心と身体)や大切な人達との時間を
大事にする事、
今の日本ではまだまだ難しいよね。


日本でいえばサレルノの一般家庭は金銭面から見れば決して豊かではないけど、
家族みんなが支えあって楽しく生きているのを目の当たりにし、
本質的な「人生の豊かさ」からみれば、学ばなくてはいけない点が多いので
(ちなみに2000年前にヴェスーヴィオの噴火で消滅した町ポンペイでの
生活様式は今よりも更に「豊か」だったそう!)、
日本にもこの「幸せ」を輸出できないか考え始めたの。


>>後編へつづく

・・・・・・・・
以下は、ポテンシィ代表:青木姿穂子がサレルノを訪ねた時のブログです。
食べること、笑うこと、慈しむこと、出逢うこと、生きること
いろんなことをサレルノの街、自然、ヒトびとから気づき、考えさせてもらいました!
よろしければ、ぜひご覧になってください♪

■サレルノから かえってきました
http://tunagite.jugem.jp/?eid=618

■食べるということ
http://tunagite.jugem.jp/?eid=619

■笑うということ
http://tunagite.jugem.jp/?eid=620

■慈しむということ
http://tunagite.jugem.jp/?eid=621

■出逢うということ
http://tunagite.jugem.jp/?eid=622

■生きるということ
http://tunagite.jugem.jp/?eid=623




ポテンシィは、
今を生きるさまざまな女性がより輝き、
優しさを放つようなサービスを
「食」という空間から創りだしていきたいと考えています。

つながって ちょっといいコト、いいモノを。
株式会社ポテンシィ

前編 からのつづき

R:理解のある上司が親身になって協力してくれたおかげなんだ~。

N:それは心強い!ところで勤務先に託児所があるのって、便利なかんじがするけど実際はどう?

R:送り迎えに時間がかからないという点は一番の利点だね。でも子供の熱がでたら普通の保育園と同じように呼び出しはあるし…。勤務中に呼び出しされても早退なんてできないんだよね。患者さんが待ってるし。だから託児所に預け始めてからもいろいろ交渉は続けたよ。

N:育児と仕事の両立は、どんな仕事でも大変だけど、お医者さまはやっぱり命に係わる責任が重い仕事だけに、本当に厳しいね。

R:家族の協力なしには成り立たなかったなぁ。本当に家族の有難みを痛感したよ。そしてなんとかやりくりして1年がんばった後、2人目を授かったの。非常勤だったから産休とか育休じゃなくて、退職になっちゃったけど・・・。

N:退職って、不安にならない?

R:やっぱり不安はあるよ~。それに復帰前にもう一度就職活動をすることになるから、エネルギーが必要だしね。そして今回、長女は幼稚園に入って、次女は認証保育所に入ったの。

 

N:幼稚園だとお迎えが早いよね。で大丈夫だった?

R:次女の通ってた保育所が、幼稚園のスクールバスが着く所までお迎えにきてくれて、そのまま一緒に見ててくれるところだったの。

N:それはワーキングマザーにはありがたいね!

R:本当に助かるよね。でもしばらくしたら、その保育所が閉園することになっちゃってさぁ。

N:え??なくなっちゃったってこと?

R:うん。最初、閉園になることを聞いた時はショックで、どうしよう!って思ったよー。もう働くのは無理かも!って思った。仕事の度にベビーシッターを雇う余裕はないし。

N:それは絶望的になるよね。

R:同じところに預けていたママさんたちもみんな同じように悩んでいて…。その保育所の保育士さんに相談してみたら、まだ次の勤務先は決まってないっていうのね。預けたい人がいて、保育士さんがいる。なんとかならないかなーって考えたの。たまたま自宅からすぐ近くに、私が祖母が一軒家に住んでいて、そこに使っていない部屋があって…。これは何とかなるんじゃないか?と気が付いたの。

N:まさか!?

R:そう託児所をつくったの。すこしリフォームしてね。

N:すばらしい!!!

R:保育士さんたちと協力して、前の保育所のママ友に声かけて、預けたい人を募って・・・すべて手作りだけど、なんとかなるもんだね。(笑)


N:それ、玲緒ちゃんだからできたんだよ。私だったら、あきらめてたと思う。

R:そんなことないよ。協力してくれた保育士さんたちには本当に感謝してる。それに祖母も人が出入りする機会が増えたおかげで、前より生活にハリができたみたい。

N:つきなみだけど人と人とのつながりが老若男女問わず、一番大切なんだよね。

R:ほんとにそうだよね。

N:これから先のことは何か考えてる?

R:いまはまだ子供も小さいから仕事と家庭のバランスが4:6くらいで満足してるんだけど、将来はもう少し仕事のウェイトを増やして7:3くらいにしていきたいな。

N:いろんな困難を乗り越えてでも、お医者さまとして働き続ける理由ってなあに?

R:やっぱりこの仕事が好きなんだよね。とてもやりがいがあるし。それに、常に新しい医療技術が出てくるからその勉強も必要で、そのためにはどんな形でも現場に居続けることが大切だと思ってる。

N:なるほど。

R:医療そのものに期待されるものもどんどん変わってきてるし、そこで働く人たちの生活もあるから、そこをうまくマッチングさせる体制、例えばワークシェアリングとかが整えられるといいなと思うよ。

N:玲緒ちゃんみたいにどんどん道を切り拓いていく開拓者がいれば、実現しそうだね。では、最後に、このコンテンツをご覧の女性にメッセージをお願いします。

R:仕事も育児もそれぞれに大変で、「もうだめだー!」って思う瞬間もあるけれど、家族や周りの人とのつながりを大切にしながら、できる時にできることを精一杯頑張っていれば道を切り拓くことができると思うし、その時の達成感はこの上なく嬉しいもの。そして頑張り続けるためには心身ともに健康でいることが大切です。そのためにも、適度に息抜きしつつ、人生を楽しんでいきましょう♫

N:ありがとうございました。

■高澤玲緒さんのお気に入りの食べ物
カレイの煮つけやサワラの照り焼きといった定食の魚メニューが好きです。一番落ち着くから。(笑)
外食も好きなので、お寿司や焼肉、イタリアンやフレンチ、なんでもチャンスを見つけて食べに行きます。


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日時:2011年11月某日
場所:西大島
今回のゲスト:高澤玲緒/Takazawa Rio (文中R)
【Profile】
耳鼻科医。医学部卒業後、大学病院などで勤務。
第一子の出産を機に、一旦退職。
その後、非常勤医師として医療現場に復帰。
第二子出産後も再度非常勤勤務での復帰を果たし、
現在、育児のかたわら医療現場で活躍中。
インタビュアー:Potency Press久継尚子/Hisatsugu Naoko(文中N)

N:今日は忙しい中、来てくれてありがとう。

R:私なんかで大丈夫かな?

N:もちろん!私、以前からお医者様のお仕事にとても興味があって、
一度じっくり話を聞いてみたかったの。
まず、お医者様を目指した理由から伺ってもいい?

R:時期的には高校生のころ。最初は農学部に進んで、
野菜の品種改良とかの研究をしてみたいなと思ってたの。

N:え~!“バイオ”の世界!?

R:そうだね。でも、歯科医師の親に相談した時に、
「手に職があった方が絶対にいい」
って医学部への進学を勧められたんだよね。
当時はいろいろ悩んだんだけど、最終的には
「人を助けるって尊い仕事だと思うよ」
っていう父の言葉が心に響いて、医学部を目指すことを決心したの。

N:なるほどね~。ところで根本的な質問になっちゃうんだけど、
医学部に進学して、お医者様になるまでにどういうプロセスを通るの?

R:おおまかに言うとこんなかんじ。




N:最短でも8年かかるんだね。それで、いつ専門科を決めるの?

R:私たちの時はインターンの後だったよ。

N:耳鼻科を選んだのはどうして?

R:人の顔に興味があったんだよね。
形成外科と耳鼻科で迷ったんだけど、自分が小さいころから耳鼻科に掛かっていたこともあって、耳鼻科で困っている人を助けたいなと思って。

N:なるほど。お医者様になってからはどちらで働いてたの?

R:だいたいみんなそうだと思うんだけど、まず出身の大学病院で勤務してたよ。大学付属の病院だから、手術も多いし、入院患者さんも多かったから忙しくて。

N:当直とかもあるんだよね?

R:もちろん!一番大変だったときは週に3回当直だったよ。本当に身も心も消耗してつらかったなぁ。

N:週3回!!すさまじいね…。

R:若かったからなんとか乗り切れてたけどねぇ。でもその後いろいろと改善されて、当直も週1回ペースになったよ。

N:お休みは?

R:基本は日曜がお休みで、土曜が月に1回くらいお休み。
所属病院での勤務に加えて、他の病院の非常勤勤務をしたりするから、いっぱいいっぱいなんだよね。

N:他の病院でというのは?

R:具体的には開業医さんのクリニック等で週に数回外来診察を非常勤で担当するの。

N:本勤務も激務なのに・・・大変だね。

R:確かに体力的には大変だけど、実は若いうちは所属病院での給与だけではやりくりが難しくて、非常勤勤務からの収入が頼みの綱なの。

N:あ、その話ってよく医療をテーマにした漫画やドラマにもでてくるよね。8年間も一生懸命勉強してやっとお医者様になっても左うちわってわけにはいかないんだね。

R:そうだね~。

N:じゃあ、結婚してからは?

R:比較的すぐに長女を授かって、育児休暇で一年くらい休んだの。その後、常勤勤務で復帰するには勤務時間数や当直ができるかといった条件面でのハードルが高かったから、週3回の非常勤で復帰することにしたんだ。

N:でもそれだと保育園に入るのは難しくない?

R:そうそう!だから上司や病院側と何度も交渉して、なんとか病院内に託児所をつくってもらったの。

N:すごい!開拓者だね!


後編へ つづく

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vol.3 心に花を抱くオンナ

2011年11月22日 (Tue)


日時:11月某日
場所:銀座
今回のゲスト:千葉雅子/Chiba Masako (文中M)
studio clara logo

【Profile】
Flower Studio Clara主宰。
慶応義塾大学在学中にカラーコーディネーターの
資格を取得。 平日はサラリーマンとして働く傍ら、
01年からジェーン・パッカーフラワースクール銀座校にて
フラワーアレンジメントを学ぶ。
05年7月にはロンドン本校にて学び、
06年4月Studio Claraを創立。週末・祝日限定で開講。

インタビュアー:Potency Press久継尚子/Hisatsugu Naoko(文中N)


N:まこさん(※千葉さんのニックネーム)、お久しぶりです!

M:尚子、元気そうね。今日はこれを持ってきたの。

クリスマスリース

N:わー♡♡♡素敵なクリスマスリース!!!

M:そう、もうすぐクリスマスだからね。作ってみたの。

N:ほんとにまこさんのアレンジメントって素敵ですよねぇ。私の結婚式の時つくっていただいたブーケも友人から「ぜひゆずってほしい!」って披露宴の直後に予約が入って、翌日自宅までわざわざ引き取りにきたくらい評判がよかったんですよ。

M:そう言ってもらえるとうれしいわ。

N:お教室のほうも人気でしょう?

M:そうね。今は仕事が忙しいから、もっぱら友達やリピーターの方から要望をいただいた時に、対応させてもらってるかんじよ。

N:今の時期は、やっぱりクリスマスリースですか?

M:そうね、昨日友達に「クリスマスリースを作りたい」っていう要望をいただいたから、今度レッスンする予定。

N:そのほかには?

M:やっぱりウェディング関係が多いかな。ブーケは教えるというより、制作を依頼されることが多くて、リングピローやウェルカムボードとかを新婦ご本人や新婦のご友人が手作りするのをお手伝いしたり。お陰様で、一度お手伝いした方のご友人が紹介などでいらしてくださるから、なんだか私はしょっちゅう新婦さんにお会いしている気分よ。(笑)

N:お教室を始められてから、どのくらいになります?

M:えーっと2006年からだから、もう5年かな。

N:そもそもフラワーアレンジメントをはじめられたきっかけは?

M:習い始めたのは2001年からなの。その頃は、会社で新規ブランドを立ち上げるプロジェクトに携わっていて、本当に忙しくてね。一日に自宅で過ごす時間が4~5時間くらいだったかな。

N:ええ!?

M:ものすごく忙しい反面で、習い事もたくさんチャレンジしたなぁ。お茶とか水彩画とか…。観劇にもよく行ってた。何か心を満たすものを探してたんだよね。いろんなチャレンジをしてみた結果、行き着いたのがフラワーアレンジだったの。昔からお花は大好きだったし、色彩と形を考えながら制作することがとにかく楽しいし、そして何より“ありがとう”って言ってもらえることがうれしくて。作っている間は無心になれるから、どんなに忙しくても、レッスンの時間だけは確保するように努力したわ。

N:その後、スクールを始められたきっかけは?

M:2005年に夏休みを利用してジェーン・パッカーフラワースクールのロンドン本校へ短期留学したの。その時の出会いや経験が支えになってるかも。ロンドンに住んでいた親友を通じて出会った友人には、フリーランスのアーティストとして活動している人がたくさんいたの。
彼らは私の作品をみて、

「こんなに素敵な作品がつくれるのに、どうしてあなたはフラワーアーティストとして活動しないの?」

って言うの。私が

「資格とか持ってないから」

っていうと、

「そんなの必要ないよ!」

って言われて…。
確かにその友人たちは資格を持ってる持ってないにかかわらず、自分のクリエイティビティに自信を持っていて、アーティストとして活躍していたの。そしてとてもキラキラしてたなぁ。

N:私もそうですけど、日本人ってつい資格とか保証を求めちゃいますよね。

M:昔ね、ある大学教授に
「誰にでもクリエイティビティはある」
って言ってたの。きっとそうなんだよね。大事なのは資格じゃなくて、自信を持つこと。

N:大事なのは資格じゃなくて、自信…ズシンときました。(笑)

M:そして帰国後に花・芸術文化協会の鬼頭先生とのご縁があって、本格的にスクールを立ち上げることになったの。本業は会社員だから、一応会社にも副業の許可をとって。そしたら、ロンドンの親友がお祝いにってスタジオのロゴをつくってくれたの。本当にうれしかったなぁ。

studio clara logo

N:あ!あのロゴはそうだったんですか!素敵だなあって思ってたんです!

M:ありがとう。アレンジメントをつくったり、レッスンをすることは、私にとって仕事じゃなくて、「心を潤す」ことなんだよね。それが原動力となって仕事もがんばれるし。そして、女性からの「ありがとう」が何より最高の報酬なの。

N:だからかなぁ。まこさんのアレンジメントは華麗さとあたたかさがあって、心が安らぐんですよね。

M:なんだか恥ずかしいけどうれしいわ。

N:では最後に“オンナの可能性”を通じて、このコンテンツをご覧の女性にメッセージをいただけますか?

M:そうね。女性、特に10代~20代の女性にはとにかく失敗してもいいからいろんな経験をしてほしい。遠回りとか寄り道するのも大切だと思う。私は本当に寄り道ばっかりしてきた。(笑)でもそれが今の自分の自信につながってると思う。

N:失敗してどん底まで落ち込んでも、不思議と立ち直れますよね。若い時は回復も早いし。(笑)

M:そうそう。(笑)そして、自分にとってコレ!という何かを見つけたら、それをとにかく真摯に深堀りしつづけること。ジェーン・パッカーご本人に私の作品を見てもらう機会があったんだけど、その時彼女に、「お花をつづけなさいね」って言われたの。私は一生忘れないわ。

N:深堀りかぁ・・・まだ私もコレというものを見つけている自信はないなぁ。

M:仕事でも、趣味でも、子育てでもいいと思うよ。常に楽しむことを忘れずに続けていれば、自分も輝いていられるし、女性が笑顔で輝いていると、職場や家庭が明るくなって、みんなハッピーになるって思う。

N:そうですよね。私も家で眉間にしわよせてばかりいないで笑顔を大切にしなくちゃ。(笑)ありがとうございました。


■千葉雅子さんのお気に入りの食べ物
母のつくったコロッケとミルクチョコレート。
最近は、心と体の健康は“食”からだなと感じ、毎日蒸し野菜を食べるのが習慣になっています。
キャベツ・にんじん・たまねぎなどいろんな野菜にベーコンか鶏の胸肉を加えて。
野菜の甘みが体にしみわたるようで、本当においしいです。

■千葉雅子さんのおすすめ☆Flower Studio Clara
千葉さんが主宰するプリザーブドフラワー&カルトナージュの教室です。
花・芸術文化協会 認定校。
「お花を通じて心を潤す」 美しく、たおやかに生活する知恵をお伝えします。
贈答品や、ブーケ制作も承っております。

clara's

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vol.2 有言実行のオンナ 後編

2011年09月15日 (Thu)

前編 からのつづき

S:うん。次の仕事をするまでにしばらく旅行とか行ってのんびりしたかったからね。

N:施井さんらしい。(笑)

S:そのあと、しばらく学生時代の友達とか仕事でお世話になった雑誌社の方とかいろんな人に会って、みんなに「地域活性の仕事がしたい」って言いまくってたの。

N:それも有言実行?

S:そうそう。そうこうしてたら、ある雑誌の編集長から「みなかみのホテルで人を探してるから施井ちゃんどう?」って紹介してもらって、行ってみたら「ここだ!」って感じて。

N:私もみなかみ大好き~!よく宝川温泉とか行きますよ。

S:ホテルでしばらく働きながら、「地域全体の活性化の仕事がしたい」ってその後も言い続けていたら、今のみなかみ町の観光協会に入ることができたの。

N:ここまでくると有言実行っていうより、言霊様(ことだまさま)の世界ですね。

S:あはは!確かに言霊様かも。

N:「こうしたい!」って発信することって大事ですよね。私もそのおかげで、ポテンシィと出会うことができたし。

S:ほんとほんと。私ね、高校生ぐらいの時から、「死ぬ時に『いい人生だったな』って笑える人生を送りたい」って思っててね。人からどう思われるかより、自分の感性とか想いに従って生きようって考えてたんだ。

N:あ、わかる。私もそうかも。

S:だからこれからもそういう人生を送りたいな。

N:まだやりたいこと、あるんですか?

S:今の仕事も楽しいんだけど、みなかみだけではなく、日本の様々ないいところを肌で感じて、みんなに伝えたいって思うから、他の地にも行ってみたいな。あと、今はすでにある、地域の魅力を発信する仕事がメインだけど、いつか自分がプロデュースしてレストランとか、旅館の経営に関わったりしてみたいなっておもうことがあるんだよねー。PRするだけじゃなくって、自分でやってみたいって。

N:施井さんのことだから、また実行しちゃいそうですね。じゃあ、最後に“オンナの可能性”を通じて、このコンテンツをご覧の女性にメッセージをいただけますか?

S:えーっと。女性は、女性ならではの感性と自由度を最大限に生かして、自分の心に正直にいろんなことにチャレンジしてもらいたい。夢をあきらめないでいれば、いつかチャンスはくるから。そしてそういう女性の力が、だれかのかけがえのないサポートになったり、日本の力になっていくと思います。

N:なんだか、私も勇気づけられました。ありがとうございました!!


■施井真希子さんのお気に入りメニュー
みなかみの新鮮な野菜を生のままで食べたり、フライパンに野菜と大さじ1の水を入れて、
強火で1分半加熱すると、ちょうどいい蒸し野菜ができる。それを食べるのが大好き!
自家製きゅうりのぬかづけもつくっています。


■施井真希子さんおすすめ☆群馬県みなかみ町のみどころ
みなかみは超一流の自然のカタマリです。
日本100名山の谷川岳はもちろん、利根川源流でのラフティングやキャニオニングなどいろんなアウトドア体験の施設・サービスが充実。
また、風光明媚で効能豊かな名湯がひしめく温泉郷でもあります。
アウトドア・スポーツで思う存分自然とたわむれた後、温泉で心も体も癒せてまさに至れり尽くせり!
みなかみ町観光協会
http://www.enjoy-minakami.jp

◆みなかみ町 10月のイベント◆
アドベンチャーフェスティバル開催!!
日時:10月1日(土)2日(日)
メイン会場:湯檜曽公園
バンジージャンプやラフティング、パラグライダーや乗馬、熱気球(係留)など、みなかみのアウトドアツアーを格安で体験できる2日間です。
詳しくは下記のURLをご覧ください。
http://www.adventure-fest.com/
アドベンチャーフェスティバル

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vol.2 有言実行のオンナ 前編

2011年09月13日 (Tue)

日時:8月某日。

場所: 丸の内のフレンチレストランにて。
今回のゲスト: 施井真紀子/Shii Makiko (文中S)
【Profile】
みなかみ町観光協会勤務。温泉ソムリエ。
慶應義塾大学を卒業後、’98年P&Gへ入社。
マーケティング部門を経て、ヘアケア製品などの
PRマネージャーとして活躍。ホテル勤務を経て、現職。
インタビュアー: 久継尚子/Hisatsugu Naoko (株)Potency Press (文中N)

S:尚子!久しぶりー!

N:施井さん、変わらないですねぇ。

S:みなかみでおいしい野菜やフルーツたくさん食べてるから、すくすく育ってるよ(笑)

N:あはは。元気そうでよかったー。TwitterやFacebookで見てると毎日すごく忙しそうですもんね。

S:うん。今はみなかみの観光シーズンだからね。お客様の問い合わせも多いし、取材もあるし、イベントも毎日のようにたくさんあるから、お休みは週に1回あったりなかったり…かな。

N:そんな中、今日は時間をつくっていただいてありがとうございます!!早速ですが、施井さんが今のお仕事に携わるまでの経緯を聞かせてください。

S:そうだね。最初の会社はP&Gで、10年いたんだけど、最後の5年は、パンテーンやヴィダルサスーンなどヘアケアのブランドのPRを担当してたの。PRの仕事って当時、社内でも業界でも化粧品の領域では活発だったけど、ヘアケアの領域ではまだそれほど盛んじゃなくて。私は「だれもやったことがないことがやりたい!」っていう性格だから、いろんな新しい取組みにチャレンジしたんだよね。

N:例えばどんなことですか?

S:新商品の発表会を六本木のシネコンでやったんだけどね。その発表会のためだけに当時まだ珍しかった3DのPR映像を制作して上映したの。お客様からは「こんな発表会はじめてだ!」って言ってもらえて、ヤッタ!ってかんじだった。

※シネコン=シネマコンプレックスの略。同一の施設内に複数の映画館が入っている施設。

N:へぇ、楽しそう。

S:それに有名美容雑誌の賞(Voce やMaquia などのコスメ大賞)をとることを目標に掲げて、とにかくありとあらゆる美容ライターさんに直接会いにいって、商品の良さを理論的な根拠と合わせて話してまわったの。当時ヘアケアの世界でそういうアプローチをしている人はいなかったみたい。おかげで目標としていた賞が獲得できたんだ~。

N:すごい!有言実行ですね。

S:そうそう、私、「有言実行」じゃないとだめみたい。「こうしたい!こうする!」って宣言してそれを実現するのが好きなの。その賞を目指すって言ったときは社内でも賛否両論あったんだけど、結果が出せたら、その賞をとったことをTVCMで訴求したりして、さらなる成果につながって…ほんとに充実してたなぁ。

N:それだけ順風満帆だった施井さんがどうしてP&Gを退職されて今のお仕事に?

S:P&Gでは本当に評価もしてもらって、PRマネージャーになり、部下もできたの。でも会社人生10年経って、人生一度きり、今後同じ仕事を極めていくか、全く違うことにチャレンジするか、、、と悩んで。後者がいいかなって。しかもマネージャーでさえ、現場の仕事より管理職としての仕事が増えてきて…。自分が担当だった時、上司は信頼して任せてくれる人だったから、私も部下に対してそうありたいと思う反面、「あー、自分が現場の最前線にいつまでもいたいなー。こんなアイディアを実現したいな」という想いもあってさぁ。

N:なるほど。もどかしさが出てきたんですね。

S:そんな時に、父に誘われて青森に行く機会があったの。それまで東北に興味を持ったことがなかったんだけど、その時は不思議と「行ってみようかな」っていう気になって、行ってみたんだ。

N:私も一度だけねぶたを見に行ったことありますけど、いいところですよね。

S:そうなの!すごくのどかできれいな自然やおいしい食べ物に出会って、本当に癒されたの。
でもね、一方で駅前の商店街がさびれていたり、交通の便がすごく不便だったり。こんなに素晴らしい観光資源があるのに、もったいないなーって。突き動かすものがあったんだよね。なんとかしたい!って思う自分がいて。その時から“地域活性”に興味がわいてきたの。

N:なんか運命的~!

S:そうそう。その後もその気持ちは高まる一方だったから、仕事にきりがついたタイミングで退職しちゃった。

N:え!?退職するときに、次の仕事は決まってなかったんですか?


後編へ つづく

ポテンシィは、
今を生きるさまざまな女性がより輝き、
優しさを放つようなサービスを
「食」という空間から創りだしていきたいと考えています。

つながって ちょっといいコト、いいモノを。
株式会社ポテンシィ

日時:5月某日。

場所: 錦糸町マルシェが開催される丸井・錦糸町店内のカフェにて。
Potency web site についての初回打ち合せ。
メンバー: 青木姿穂子 (株)Potency代表 (文中S)
カワシマアヤコ デザイナー (文中A)
久継尚子 (文中N)

S:こんにちはっ。

N:はじめまして

A:はじめまして

S:こちらはデザイナーのカワシマアヤコさん。野菜ビジネスをはじめ、地域活性化プロジェクトなどの
HPやロゴ制作に携わっていただいています。
ご実家は青森の農家さんで、ご自身もセガレなどに関わり、デザイナーとして農業支援にも取り組んでいらっしゃるんですよ。

A:よろしくおねがいしますー。

S:こちらは久継尚子さん。わたしが以前勤めていた味の素の同僚で、今は退職され、お子さん2人を育てながら、ご実家の仕事を手伝っていらっしゃいます。

A:今日はお子さんは?

N:主人と上のフロアのおもちゃ屋さんで遊んでます。(笑)

S:じゃあ急がなきゃ!今日集まっていただいたのは、Potencyのwebsiteのリニューアルのご相談なんです。もっとPotencyの活動内容をわかりやすくしたいのと、サイトをご覧になった方に、どんどんプロジェクトに関わっていただき、一緒に、いいモノ、いいコトづくりをしていただきたいと想っているんです!

N:Potencyはどんなお仕事されてるんでしたっけ?

S:Hapi Marcheのプロデュースや地域活性化のプロジェクトのほか、レストランのイベントの企画運営や農産物のチャネル開拓などのサポート活動も行っています。

N:マルシェだけじゃないんですね。姿穂子さん大忙しですね。

S:とっても根本的な話になりますが、『Potency』には、「潜在能力」という意味があるんです。日々の暮らしにおいても、ビジネスにおいても『すべてのヒトがPotencyな存在である』そう想っています。

A:参加してもらうっていうのは、具体的にどんなことを考えていますか?

S:まず、モノづくりへの熱い想いと、柔軟性を兼ね備えた新しいクリエイターさんに活躍の場を提供したいですね。今、Potencyが携わっている仕事のさまざまな場面でデザイナーのチカラが必要になっています。

N:柔軟性ってどういうことなんでしょう?

S:新事業であればあるほど、迅速で柔軟な体制で挑むことが多い。時間をかけて、じっくり創りこむことももちろん大切だけれど、時間とコストはあまりかけず(かけられず・・笑)、走りながら修正をかけていく、そんな現場サイドのニーズも見え隠れしています。

A:よくわかります。(笑)

S:また、依頼主が農家の方たちの場合、直接デザイナーの方と接する機会がないため、適当に紹介されたデザイナーにデザインを依頼したりして、あとから予想外の費用が発生してしまい困ってしまったり、逆に家族で適当なものを妥協してつくってしまい、せっかくの商品が台無しになってしまったりするケースもあったりします。

N:なんだかもったいないというか、もどかしい話ですね。

S:そう。一方でクリエイターの世界では、やっぱり実績のある方に仕事が集中していて、新しいヒトにはなかなかチャンスが巡ってこなかったりする。そんな点を改善できればと。

A:確かにそうですねぇ。

S:Potencyではできる限り、関わってくださる方々の想いやニーズを公開して、それぞれのプロジェクト の成功のお手伝いがしたい! 依頼主にとっては、一体感をもって活動してくれるコストパフォーマンスの高いクリエイターと出会えたり、クリエイターさんにとっては、今までにない仕事と関われたり。それを実績として、さらにステップアップしていだたいたり。
関わりあうみんながハッピーになれたら・・そんなことを想っています。

A:それはクリエイターにとっても嬉しいことだと思います。

N:すごくありがたい話ですよね。でも姿穂子さんがそういう考えに至ったのは、どうしてなんですか?

S:実はわたし自身が起業したとき、すごく苦労したから~(笑)本当にありがたいことに、今日までたくさんの方にチャンスとご縁をいただいてきました。でも起業したての頃は、まず、お仕事を頂くこと、時にはお仕事を「生み出していくこと」の難しさに日々直面していました。

N:えー!そうだったんですか?知らなかった・・。

S:それにね、いただいたお仕事に対して、本当にこの金額を頂いてよいのかも大いに悩みました。
報酬(お金)は、「ありがとう」という感謝のシルシだと想っていたから。それは今もなお、悩み考えていることですね!

A:独立して仕事していく人にとって、永遠のテーマかもしれませんね。

S:でもその一方で、去年あたりから、わたしをここまで育ててくださった方々に感謝しつつ、ヒトの『Potency』を引きだすお手伝いがしたいそんな想いがつよくなりました。
そのプラットフォームとしてwebsiteを活用したいと考えています。でもわたしはそんなにwebにも強くない!(笑)
そこでお二人のお力をお借りできればな…と。

N:私はいま、4歳と2歳の子供がいて、在宅でHP制作などをしているんです。今の環境はとても大事にしたいんですが、一方で、もっと社会と関わりたいと思う自分もいて・・。

S:そういう人、多いよね。

N:そんな時に姿穂子さんとお会いして、すごく刺激を受けて、何かお手伝いできたらなって思っていたんです。

S:ありがとうございますっ!! 今回のwebsiteでは、出産やご家族などへの配慮から、お仕事の一線から退いてしまった有能な女性にぜひ活躍していただきたい!そんな願いもあるのですよ!

A:ところで、今回の姿穂子さんと尚子さんの役割分担というのは?

S:尚子さんにPotencyサイトの運営と事務局のサポートをしてもらいたいと思っています。

N:みなさんの足をひっぱらないようにがんばります!あと、私みたいに社会と関わりたいって思っている人ってたくさんいると思うんです。そういう人たちにもチャンスを提供できたらいいですね。

S:そうですね!これからは、フルタイムしかるべきところで働くことが、すべてじゃないと思います。むしろ、家庭を守る「生活者」だからこそできることがある!

A:なんだかワクワクしますね。

S:例えば、マルシェに買い物に来ていただいて、生産者と会話をしていただいたり、時には、商品開発とか企画立案のモニターとしてご意見をいただいたり。Potencyは、まさに“マーケットイン”の商品づくりや取り組みができると信じています!

N:私自身もそうなりたいし、同じような想いを抱えている女性たちに「自分にもできるかも!」って
思ってもらえるような情報を発信していきたいですね。

A:新しいビジネスモデルになるかもしれませんね。

S:まさしく、「オンナの可能性!」 楽しくネットワークをつくって盛り上がっていきましょう♪
あ、でも、男子禁制ではないです~ 男性も大歓迎です(笑)

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