
2011年07月28日 (Thu)

はじめまして!
「USED BOOKS FOR JAPAN 〜何かしたいの気持ちをつなぐ場所〜」という
活動を行なっております、cofuku kitchenの川下有希子です。
これは、少しずつ集めてきた本、ご寄付いただいた本と、
オリジナルポストカードを販売し、その売り上げ全額を、
「あしなが育英会」(東日本大地震・津波遺児への募金)へと
お送りするという、プロジェクト。
ふだんはフリーランスにて、
野菜を中心とした編集、ライティングの仕事をしているのですが、
それと平行して4月より、
この「USED BOOKS FOR JAPAN」をスタートしました。
大震災のあった後、呆然とした状態の中から、
なんとか自分を現実へと引き戻し、
(皆さんもそうかと思うのですが)
その後は仕事をしながら、
ひたすら義援金や救援物資を送ったり、
物資の送り先を探したりという日々を送っていました。
とにかく大きくあった「何かしたい」という思い。
けれども、被災地へ赴くことはできないというもどかしさ。
そして、自分自身が阪神大震災を
経験しているのに…というふがいなさ。
(当時は兵庫県宝塚市に住み、神戸の大学に通っていました)。
そんな葛藤のある中、今、ココでもできる何か、
動ける何かがあるはずだと思いスタートしたのが、
このプロジェクトだったのです。
はじまりは、水面に落とされた、
ひと粒の小さなしずくのようでした。
まず、岩手県出身で、今は沖縄・西表島に暮らす、
イラストレーターの友人に連絡をしました。
料理することや、食べることを好きな人、
そして本を好きな人たちがつながって、
被災地の方の助けになるような、この活動を始めたいということ、
その中で、チャリティーポストカードを作りたいこと。
それらを伝えると、すぐさま賛同して絵を提供してくれた上、
ホームページのデザインでも協力してくれることになりました。
その後、数人の友人へ声をかけてゆくと、
すぐに、何冊もの本が届き始めました。
(しかも、とても大切にしてきたことがわかる、
状態もよく、内容も素敵な本たちが!)。
友人たちは、ツイッターや自身のブログなどで、
この活動のことを紹介してくれるようになり、
直接知り合いではない方々も、
存在を知ってくれるようになっていきました。
そしてさらには、購入してくれるようにもーー。
次第に、まとまった量の本が集まるようになったので、
お店の方などにご相談をし、雑貨店にコーナーを設置いただいたほか、
インテリアショップのマーケットに
出店させていただくようにもなりました。
そんなふうにして、水面に落ちた小さな雫からの輪が、
少しずつ、けれど幾重にも広がっていったのです。

けれど、ボランティアでこういった活動を始めると、
発送のための梱包材、ポストカードの印刷、
マーケットに出店する際に必要な物の購入など、
わずかとはいえ、いくらかの費用もかかります。
「だったら、それにかかるお金を、そのまま寄付したほうが良いのでは?」。
そんなふうに思われる方もいるかもしれません。
それに実際、自分自身が特別に大したことをしているわけでもありません。
でも、この活動を行なう中で、友人からこんな言葉をもらいました。
「義援金などのお金を送るのはとても素晴らしいことだけれど
どこか一方的だと感じることがあって…。
物事にはちゃんと心がなくてはって思う。
どんな時代でも人を動かすのは人の心でしかないよね」。
そして「寄付もしてるし、物資も送ってる。
でも、もうちょっと何かしたいと思っていたから、
こういう身近なかたちで協力ができて嬉しい」・・・と。
心がふわっとほどけた瞬間でした。
cofuku kithenのやっているこの活動は、
本を媒介にして、人と人とをつなぐ<場>を作ること。
それ以上でも以下でもないけれど、
本をご寄付くださる方、ご購入くださる方の
あたたかな気もちを結びあわせることができたなら。
誰かの“いらない本”ではなく“大切にされてきた本”を、
これからもっと大切にしてくれる人の元へと、
手渡してゆくことができたなら。
ポテンシィさんがテーマに掲げている
「つながって、ちょっとイイもの、イイことを」にも通じますが、
関わってくださった皆さんの「ちょっと」の気持ちの重なりを、
その想いごと、ぎゅっとひとつに束ねて、
被災地の方へと届けることができたなら、とても嬉しく思うのです。
今後こちらのページでは、
この活動にご協力くださっているさまざまな職種の方のこと、
いろいろな復興支援活動やチャリティーイベントのこと、
この企画を行なう中で感じたことなどを中心に、
ご紹介していけたらと思います。
よろしければまずはぜひ、
ホームページをご覧になってみてください。
【「USED BOOKS FOR JAPAN」 by cofuku kitchen】
http://yasaibook.blogspot.com/
川下有希子による季節めぐりノート「台所時間」
http://daidocoro.web.fc2.com/