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ポテンシィマガジン「支援活動」

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梅崎奈津子(ナツキータ)

みなさん、こんにちわ。
山梨県都留市よりナツキータです。

今日は私がかかわっている「安曇野パーマカルチャー塾」が
10周年を記念して開催する パーマカルチャー安曇野 ぱ~祭り をご紹介します!

農的暮らしのデザインと言われるパーマカルチャーは、
いま、持続可能な生き方として世界的な広がりを見せています。
今回のメイン会場でもあり、安曇野パーマカルチャー塾の会場である
ゲストハウス「シャンテクティ」(長野県・池田町) には
パーマカルチャーの持続可能な農的暮らしのヒントがいっぱいです。

10周年を記念して行う ぱー祭りを通じて、
パーマカルチャーのデザインや考え方 生き方などを
より多くの方々に体験し、楽しんでいただけたらと願っています。

ちなみに当日は、パーマカルチャーの紹介や、
シードバンク(在来固定種の種を保存し分け合うプロジェクト)へ取り組み、
持続可能な建物や非電化冷蔵庫、 かまどやアースオーブンを紹介するエコツアー、
草や虫を敵としない自然農の紹介など、いろいろなプログラムがあります♪
この機会にぜひお越しくださいね。


これから必要な21世紀の生き方を楽しく!模索いただきたいと思います。

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安曇野ぱー祭り 主なコンテンツ

★9月16日(日) 18:00~
映画「カンタ!ティモール」の上映  池田町・シャンティクティ
★9月17日(月・祝) 10:00~
映画「カンタ!ティモール」の上映
上映後、広田奈津子監督、小向サダム助監督を囲むトークライブを予定

映画鑑賞料  9/16 1,200円(前売り1,000円)
9/17 1,000円(前売り)

映画「カンタ!ティモール!」とは?
東南アジア、東ティモールを舞台に、大地とのきずなを描くドキュメンタリー。
1999年までの24年間で人口の3分の1を失うという、狂気のような殺りくを受けた東ティモール。
その残酷な歴史に、実は日本が深く関わっていた。
今も胸をしめつけられる悲しみを抱え、なお、許し、笑い、歌う東ティモールの人々が教えてくれるのは・・・
国を越え、皆が地球の子供、ひとつの兄弟として大地と共に生きる!ということ。
予告編動画はこちら→http://www.youtube.com/watch?v=vQ-e_RNEOoI

今回は広田奈津子監督のトークライブもあります。
先日の長野県茅野市での上映では、映画、広田監督の話に
会場が涙の洪水になりそうだったとのこと。
とても素敵で、そしていろいろなことを考えさせられる映画です。

★9月17日(月・祝) 10:00~
530(ゴミゼロ)パ~横町
-こんな横町(マルシェ)で買い物がしたい-
入場料/無料
場所/シャンティクティ周辺広場(雨天時は屋内となります) 530パ~横町出店予定
●あつあつ体験ピザ屋さん ーアースオーブン(石窯)で自分で焼いてみよう!ー
●民ちゃんとゆかいな仲間達のロータスカフェ(アジアン料理)
●アジアの屋台Sapa(ベトナム料理)
●たみちゃんのアーユルヴェーダ的健康相談
●野草でつくる‘みどりの薬屋さん’
●モリノコーヒーさん(珈琲)
●おっちのアンティークの瓶と手作りリサイクル雑貨(雑貨)
●みどりさんのエンジェルカードリーディング(癒やし)
●つながりんぐベーカリー(焼き菓子)
●のりちゃんの自家製酵母パンとスイーツ
●麻のふんどし屋さん
●昔懐かし・量り売りコーナー
●子供フリマ
●お裾分け八百屋
◇安曇野パーマカルチャー活動報告ブース
◇東ティモール写真/パネル展
◇安曇野シードバンクプロジェクトブース

などなど♪
ちなみに、わたくしナツキータはこちらで「つながりんぐベーカリー」という焼き菓子コーナーを担当しております~!

ここに書ききれない、盛りだくさんの安曇野ぱー市の詳細はコチラ でご確認ください。


さて、この安曇野ぱー祭りでの売り上げは、映画「カンタ!ティモール」にも出演しているミュージシャンのエゴレモスさんがかかわる『パーマスカウトキャンプ』の資金として東ティモールへ送金する予定です。(パーマはermenent:持続可能な、の意)
『パーマスカウトキャンプ』は、11月に約10日間、東ティモールでみっちり畑の事からトイレの作り方まで講習会を行う地球になるべく負荷をかけない持続可能な暮らし方の知恵を学ぶキャンプ形式のセミナーです。

今、東ティモールでは、世界銀行から化学肥料の農法を押し付けられそうになっており、それに対し、エゴレモスさんが防波堤になり、一生懸命活動しているのです。
パーマスカウトキャンプはその活動の一環です。


「ぜひいってみたい!」という方、私、ナツキータ(梅崎奈津子)まで
直接ご連絡いただければ、映画の前売りチケットの手配、宿泊場所の確認などさせていただきます。
メール mediaciruela@gmail.com
フェイスブック「梅崎奈津子」までご連絡くださいね!!

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編集者&ライター 川下有希子

気仙沼へ行く

2012年04月12日 (Thu)

あの日から1年と少しが過ぎた2012年3月末、
気仙沼へと足を運んできました。
仕事やボランティアなどではなく、
今回はあくまでも「旅行」。
きっかけとなったのは、
「ほぼ日」(ほぼ日刊イトイ新聞)主催の「気仙沼さんま寄席」でした。

毎年、東京の「目黒のさんま祭」でふるまわれているさんまは、
気仙沼の予算から送られてくるのだそう。
今回の寄席では、気仙沼の人たちがスタッフとして働き、
また会場で気仙沼の名産品を販売し、
そうして稼いだお金が「さんま祭」のさんまになる。
だから落語会のタイトルは「気仙沼さんま寄席」なのです。



この地での高座を引き受けたのは、立川志の輔さん。
楽しみでないはずがありません。
とはいえ、行き先は津波の被害を大きく受けた土地。
ワクワクとした気持ちと同時に、
自分がその風景を受け止められるだろうかという思いも
ひそかに抱えながら、向かうことになりました。

気仙沼へは、まず東京から東北新幹線に乗り、
一ノ関まで2時間半ほど。
その後、大船渡線に乗り換え、1時間半弱。
気仙沼行きの電車は1、2時間に1本と本数も少なめですが、
鈍行でゆっくりと電車は進みます。
(ちなみに「ほぼ日」では、日帰りから数泊するものまで、
いくつかのツアーが用意されていましたが、
わたしたちはフリーで行くことに)。
気仙沼が終点かと思っていた大船渡線ですが、
本来ならば海沿いを北上し、岩手まで続いていく路線なのだそう。
現在は、津波の影響により運休していました。



気仙沼駅に到着後、まず向かったのは仮設商店街。
お寿司屋さんやお菓子屋さん、魚屋さん、美容院、
バーに、ラーメン屋さんなどなど、
さまざまなジャンルのお店がズラリと並んでいます。
当然ながら見た目は仮設のシンプルなものですが、
お店の中の雰囲気ややお店の方、行き交う人々はとっても元気!
お昼を食べに入ったお寿司屋さんも、
その内装は、仮設とは思えないしっかりとした作りで、
以前のお店から持ってきたものもあるとのことでした。
気仙沼名物フカヒレを使ったお寿司も美味!
「気仙沼の魚は美味しいよ。
季節ごとに美味しい魚があるからね」と大将。
そんな言葉からも、地元を愛する気持ちがひしひしと伝わってきます。





街は、被害を受けた場所と、
津波が通らなかったであろう場所とが歴然。
わたしが歩いて回ったエリアの瓦礫は撤去されていましたが、
更地になっているその場所を歩き、ふと目をこらせば、
例えば、割れたお茶碗など、日常のかけらが目に入ってくる。
ありえない場所に大きな船が横たわっていて、
まるでオブジェのようだと思ってしまった自分の気持ちを
急いで取り消したり、
津波のつっこんだ跡が色濃く残るビルから目をそむけたくなったり。
ただただ、今のこの街の姿を目にやきつけてきました。

仕事やボランティアでもないのに、
まだ津波の傷跡がくっきりとある街を、
観光客として歩いても良いものだろうか。
遊びに来て、しかも笑うためにきて良いものだろうか。
はじめは、ずっとそんな気持ちをどこかに抱えていました。
けれど、さまざまな人と接し、話しているうちに、
街の皆さんが、嬉しい気持ちで迎えてくださっていることがわかり、
次第に、本当に来て良かったと感じられるようにーー。



東京のみならず、日本全国から訪れた多くの人と、
気仙沼の人とがともに集い、
「目黒のさんま」や志の輔さんの「中村仲蔵」の落語に
笑って泣いて、最後には気仙沼の民謡をみなで歌って…。
(落語会の休憩時間中には、
「こんなに笑ったのは、いつ以来だろう」と
地元の方が言っているのを耳にしました)
そんな「さんま寄席」を終えて夜。
まだ街灯のないエリアもある街の一角では、
仮設商店街の灯りが、
暗闇に浮かぶようにひと際明るく光っていました。



何かできることをしたい、
楽しめるかたちで支援できる場があるならゼヒ参加したい、
そんな想いから決定した、気仙沼行きでしたが、
実際に足を運んでみると“支援”なんていうのがおこがましく思えてきました。
気仙沼の美味しい魚、海苔や佃煮などの様々な加工品、
土地の野菜や果物を使ったお菓子、
あたたかな人々、ゆったりとした空気や豊かな自然。
そんな魅力溢れる土地を、ただ旅してきただけなのです。
9月に東京で開催される「目黒のさんま祭」では、
気仙沼の人たちに、お礼を伝えられたならーー。
そしてまた遊びに来よう。
そんなことを思いながら、帰路につきました。

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梅崎奈津子(ナツキータ)



こんにちは。山梨県都留市よりナツキータです。

私のパーマカルチャー関連の仲間が、昨年に引き続き八ヶ岳の近く、
長野県原村でアースデイ2012を開催する準備を進めています。
★アースデイ原村2012ブログ http://ameblo.jp/earthday-hara2012/

※パーマカルチャーとは→詳しくはコチラをご覧ください。
http://www.ultraman.gr.jp/perma/howpermaculture.htm

「つなぐ・つなげる 地球とこども」をテーマに、
大人とこどもで考える地球のことや想いを、
こどもたちと一緒につなぎ 
そして繋げていくことを提案していく一日にしていきます。
ぜひ、たくさんの方の想いや活動をシェアしましょう!

昨年は、ナツキータの関わる安曇野パーマカルチャー塾として出展し、
売り上げを東日本大震災の復興義捐金として寄付いたしました。
その他の出展者も、赤十字をはじめ被災した動物救援のための支援などに
売り上げを寄付いたしました。

今年のイベント詳細については、またお知らせしたいと思いますが、
大人だけでなく、子どもが参加できるプログラムも実行委員会では準備しています。
また、引き続き、震災支援を目的に多くの出展者が集い、
楽しくて、おもしろい(そして、時においしい!)ブースを用意しますので
ぜひぜひ遊びにきてくださいね。

また、「スタッフ」「出展者(出店者)←出店条件・審査があります」も募集中~!
関わり方はいろいろです。興味のある方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。
earthday-hara2012@mail.goo.ne.jp

日時:2012年5月6日(日)
会場:八ヶ岳自然文化園

******************************
さて!!わたくしナツキータは、昨年の震災直後から
『東日本大震災復興応援プロジェクト つながりんぐベーカリー』として、
シフォンケーキを販売いたしました。
これはケーキの代金から義捐金をお預かりすると同時に、
召し上がる時に、被災地の復興を祈っていただくことを
お願いするという形のプロジェクトでした。
たくさんの方に協力していただき、ケーキの売上約10万円を義捐金として
日本赤十字社に送金することができました。
また、食べてくださった方からは「みんなで食べる前に、
祈りの時間を持ちましたよ!」などと報告をいただきました。

今年のアースデイ原村2012でも、安曇野パーマカルチャー塾のブース内にて、
『つながりんぐベーカリー』として焼き菓子を販売いたします。

遊びにいらした方は、ぜひお立ち寄りくださいね。

明日で震災から1年。

あらためて亡くなられた方のご冥福と被災地の復興を祈りましょう。
そして、お互いつながりあい、支えあい、笑顔あふれる毎日を送れますように・・・。

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編集者&ライター 川下有希子

先日、澤穂希選手が、
バロンドール(女子年間最優秀選手)を受賞しました。
佐々木監督も、年間最優秀監督に。
スイス・チューリッヒで行なわれた表彰式での様子が
ニュースでも流されましたが、
メッシ選手と澤選手が、
バロンドール受賞者同士としてそこに居る姿には
思わず鳥肌が…。
東日本大震災でうつむいてしまった日本に、
後押しする力を与えてくれたのは、
まさに、なでしこジャパンでしたよね。
「To our friends around the world,
thank you for your support」
選手たちがいつも試合後に発信した
世界の支援への「ありがとう」。
この言葉もしっかりと心に刻まれています。

さて、あと2ヶ月もすれば、震災から1年。
皆さんは、何らかのかたちで被災地支援を続けていますか?
震災後、思い切った額を日本赤十字に寄付したから今は…、
という方も多いかもしれません。
でも、被災地が元のパワーを回復していくには、
まだまだ時間がかかります。
微力でも何か続けて行きたい…という方に、
気軽に参加できる支援方法をいくつかお伝えしたいと思います。

皆さんご存知かと思いますがまずはコチラ!
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」
http://fumbaro.org/
http://wallpaper.fumbaro.org/

小さな額から気軽に支援できるのが嬉しい!
「復興市場」
http://fukkoichiba.com/

家にある本で支援しよう!
「ブックオフオンライン」の復興支援プログラム
http://www.bookoffonline.co.jp/files/guide/support_program_eq2011.html

クローゼットに眠る洋服を被災地の方へ!
「マルイの衣類品下取りチャリティー」
http://www.0101.co.jp/shitadori/index.html
※次回開催は検討中とのことです。

料理研究家・枝元なほみさんによる
<チームむかご>の
「にこまるプロジェクト」
http://mukago.jp/
http://mukago.jp/nicomaru


大阪の女性フォトグラファーが
陸前高田をさまざまなかたちで支援!
「OHKY Pan2 プロジェクト!」
https://twitter.com/kaniko_okada

ちなみに、上記カメラマンさんによるプロジェクト
(陸前高田に下着などを送ったり、炊き出しを行なうほか、
最近は参加型の取り組みとして被災地での料理教室も開催)については、
ポテマガ内↓でもご紹介させていただいています。
http://potency.jp/magazine/supportactivity/aid/93/

昨年12月に、陸前高田の仮設住宅の一角で行なわれた料理教室には、
枝元なほみさんが先生として登場。
和気あいあい、笑顔いっぱいで催されている料理教室の様子が、
Ustreamで配信されました。
http://www.ustream.tv/channel/ssktks#utm_campaign=t.co&utm_source=2994794&utm_medium=social

ここに記した以外にも多くの支援方法があるのはもちろん、
音楽、アート、建築、そして料理!などなど、さまざまな分野で、
それぞれ個性的であたたかな支援のかたちがあります。
自分がいいな、と感じるものを見つけたら、
これからもずっと、そしてもっと気軽な気持ちで、
関わっていってみませんか。

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編集者&ライター 川下有希子

すがすがしい陽気の毎日が続いていますね。
冷房も暖房も必要ないという、ちょうど良い気候です。
さまざまな転換が起こった中でも、
電気について、深く考える契機にもなった今回の震災。
寒さの残る中、暖房を止め、灯りを消し…と、
身の回りのできることから節電を始めた人も
多かったのではないかと思います。
そんな中、毎日台所に立つ女性を中心に
広がり始めたのが「節電レシピ」。
電気をなるべく使わない、短い時間で仕上げる、
余熱の力を使う、などなど、
その料理やアイデアはさまざま。
ウェブ上のみならず、本も多数出版されました。
震災後に刊行された本を中心に、
こちらで少しご紹介したいと思います。

●「野崎洋光のおいしい節電レシピ」
野崎洋光著(東洋経済新報社)

「分とく山」総料理長・野崎氏によるこの1冊には、
缶詰や干物、乾物の使い方のほか、
常温できる作り置き料理などが満載。
“冷蔵庫をはじめ電気に頼りすぎない食生活の知恵”が
ぎゅっと詰まった1冊です。



●「電気もガスも使わない しあわせレシピ
〜あえるだけ、のせるだけ簡単メニュー117」
いっちゃん著(主婦の友社)

著者は人気料理ブロガーのいっちゃん(本名エリオットゆかり)さん。
こちらには、あえるだけ、のせるだけのお手軽100レシピを掲載。
“いつもの材料で”“10分以内でできる”簡単料理の数々。
この本の印税はすべて東日本大震災の被災者の方へ
寄付されるとのことです。



●「“節電女子”の野菜レシピ」矢野きくの著(アスコム)

家庭での節電、省エネをわかりやすく解説し、
メディアにも多数登場している著者が、
お野菜をたっぷり使った節電レシピを大公開。
キッチン家電はもちろん、冷蔵庫、エアコンなど、
家庭全体の節電にもつながる料理が満載です。



そして、このポテマガにも参加している
編集者の友人・安島夏さんに教えてもらったのが、
彼女自身も参加しているコチラ。「RECIPE FOR JAPAN」
震災直後の3月18日からスタートしたこのレシピサイトは、
料理研究家の方を中心としたメンバーで、
レシピのバトンを渡していくもの。
簡単、シンプルなレシピがたくさんで、
アイデアのみならず、
その盛りつけセンスも光ります。
「台所から日本を元気に」。
電気を最小限に抑えた少し寒い部屋で、
一日数分と決めていたパソコンに向かいながら、
この言葉に、むくむくと元気が沸いてきたのを覚えています。
http://a-classe.com/rfj/index.html


少しすれば、寒い冬がやってきます。
電力使用量も増えてきますが、これらのレシピをうまく使いながら、
自分なりの「節電」のカタチを見つけていけるといいですね。


※トップ画像は、常備食のひとつにしたい「福神漬」。
“節電レシピ”とともに、保存食も見直されていますよね。
こちらも調理の際、電気はもちろん、ガスも少ししか使いません。
数週間、数ヶ月と経つうち、
色にも味にも深みが出てきます。

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編集者&ライター 川下有希子

だいぶ涼しくなってきましたが、
暑さも長引いていますね。
みなさま残暑バテなどされていませんか。

気がつけばもう9月。
震災からも半年が経とうとしています。
8月末で閉鎖となった避難所も多いようですが、
仮設住宅などへと移るのは、まず外へと踏み出された第一歩。
安心できるおだやかな生活を取り戻していくまでには、
きっと、長い時間を必要とするのですよね。

さて今回の震災で、皆のココロに起こった、
「何かしたい」という気持ち。
義援金や支援金を送る。救援物資を送る。
大きく集めて、大きく届けるというスタイルが多い中、
本当に必要な物を、手から手へ直接届けようと、
立ち上がったフォトグラファーがいます。

わたしが学生時代からお世話になっている、
敬愛する大先輩・岡田久仁子さん。
大阪を拠点に活動する、
女性フォトグラファーさんです。

彼女が、撮影のお仕事と平行して
活動をスタートさせたのは、
まだまだどこも混乱していた、震災直後のこと。
被災地や避難所で、「本当に必要とされているものは何か?」。
とりわけ「女性の本音」を、
陸前高田に住む友人から聞き出して、
集め始めたのが、「Pan2」=パンツなどの下着でした。
その名も「OHKY Pan2プロジェクト」

ツイッターで声をかけ、集まった多くのPan2を仕分けし、
陸前高田へと送り届けるこの活動は、
フリーランスのフォトグラファーである彼女が、
たったひとりで始めたプロジェクトです。

その後、必要な物の種類が増えたり変化する度に、
リアルな声をわたしたちに伝え、
集めては届け続けてきました。
避難所からの「保存がきく同じ味のパンばかりで辛い」という女性の声には、
自分たちがもらって嬉しいようなスイーツを届けたり…。
大きく集めて大きく届けるという方法では
なかなか伝わってきづらい小さな声。
言いにくいけど実は必要な物、
絶対に必要ではないけれどあると嬉しいものなどなど、
生の声を聞いては、被災地に届けてくれました。

また、大阪からクルマで片道15時間ほどをかけ、
陸前高田へも何度か足を運ばれています。
7、8月の暑い最中、陸前高田に向かったメンバーは、
大阪のおでん屋さん「わか芽」さんを含む総勢6名。
到着後は、Pan2などを手渡しで配布したほか、
陸前高田の仮設住宅数カ所で、
炊き出しなども行なってこられました。
仮設住宅に引っ越したのはいいけれど、
配給品などは打ち切られてしまう…、
そんな方たちのために、「少しでもおいしいものを」
そして「手作りのできたてのものを」の思いを込め、
おでんやおそうめんを作ってこられたとのことでした。

岡田サン−1


街の様子はというと、だいぶ落ち着いたようにも見えながら、
実際には進んでいないことも多いのが現実だったよう。
以前はごっそりと積み上げられていた瓦礫が、
今回は材質ごとに仕分けされていて、けれど、
市外に出されたり、処理されたりはされたりはしないまま
置かれているのだとか(8月上旬時点)。
そう聞くと、なぜ…と思わず憤りを感じてしまいますが、
まずは、なによりそういった状況を知ることが大切なんですよね。
被災地に赴き、本当の姿や生の声を伝えてくれること。
岡田さんは、Pan2を届けたり、炊き出しを行なったりしながら、
「被災地の状況や声をこちらに伝える」という、
そういったことも同時にされているのだなあと思います。

岡田サン−2


陸前高田での支援活動は、そのレポートや写真を、
メールなどにて発信され、
大阪に戻ってからは、その報告会も実施。
陸前高田で撮影された写真を拝見すると、
おでんを食べたり、Pan2を受け取ったりしている皆さんの表情が、
本当に素敵なんです。明るい笑顔がいっぱい!
これもきっと、陸前高田の人たちと、
彼女&参加メンバーたち、その両方の、
持ち前の明るさ、元気、たくましさ…などなどの
キラキラとした気持ちが、
互いにあわさっているからなんですよね。
そして、飛び入り参加しているクロネコさんの姿も印象的でした。
(「ほぼ日」の連載「クロネコヤマトのDNA」にあったことが、
実際の姿としてつながりました)

8月末には「陸前高田市 復興街づくりイベント」が行なわれましたが、
そこで使われた「夢あかり」(牛乳パックで作るあかり)も、
「OHKY Pan2プロジェクト!」からツイッターで呼びかけ、
一括して大阪から送ってくださっていました。

被災地とこちらとを手と手でがっちりとつなげ、
足を運ぶことができないわたしたちにでも、
「今できる何か」や、お手伝いの方法を伝えてくれる、
「OHKY Pan2プロジェクト!」。
被災地、と言ってしまうと漠然としてしまいがちですが、
先にいるのが、彼女からつながる陸前高田のご友人と、
そのまわりの方たち…となれば、一気に顔が見えてくる。
パワフルで、豪快で、そしてとってもあったかい。
まわりの皆を楽しく明るく巻き込んで、
大きく広がっていく、
岡田さんらしい支援のカタチです。
岡田サン−3

数多くの支援先がある中、
何かの縁でつながることになった土地やそこに暮らす人たちを、
この先も丁寧に、ずっと応援していく。
これもひとつの方法かもしれません。
震災から半年。
これからも、原発のことや、食の問題、人々の暮らしのことからも、
できる限り目をそらさずに。
ここからまた新たに、いろんなをことを、
皆で考え、動き、進んでいけたらいいですね。


「OHKY Pan2プロジェクト」はコチラ

※写真はすべて岡田久仁子さんによるもの。
岡田サン−4

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編集者&ライター 川下有希子

何かを「買う」ということ

2011年08月20日 (Sat)

前回こちらのブログでもご紹介させていただいた、
cofuku kitchenによる
「USED BOOKS FOR JAPAN」
これまで集めてきた本、ご寄付いただいた本、
オリジナルポストカードを販売し、
その売り上げ全額を、
「あしなが育英会〜津波遺児への募金〜」へと
お送りするというプロジェクトです。

震災からちょうど5ヶ月の8月11日。
スタートから7月末までの売り上げ総額を
無事に振込してまいりました。

合計金額は、71390円。

「あしなが育英会〜津波遺児募金〜」へ、振込完了!
本もポストカードも、
単価の大きくないものでありながら、
これだけの額をお送りすることができたのは、
関わってくださった多くの皆さまのおかげです。
本当にどうもありがとうございました!
(ホームページ上でも、
正式に発表させていただいております)


この活動を始めてから、
皆さんのあたたかい想いに触れることが多く、
つながりの大きさ、大切さを感じる毎日です。

7月の末には、cofuku kitchenとして、
IDEE SHOP JiyugaokaでのIDEE MARKETに、
出店させていただきました。

全国にあるIDEE SHOPの中でも、
2008年にオープンした自由が丘のこちらは、
IDEE最大のフラッグショップ。
3フロアに渡り、オリジナルの家具や雑貨、
ファブリックなどが並んでいます。

その1階・エントランス付近、
オープンエアのスペースで毎月1回行なわれているのが、
IDEE MARKET。
「四季を感じること、人やモノとの
出会いや発見を楽しむこと」をテーマに
開催されていますが、
ここに出店されているお店とお店の方が、
皆さん、とっても素敵なんです!

ほぼ毎回出店されていて、
マーケットの顔とも言えるような存在なのが、「倅」さん
彼らは、農家を継がずに東京で働く、
農家の息子(セガレ)、娘(セガール)のユニット。
見るからに元気みなぎる新鮮な野菜を、
持ってきてくださっていて、
販売されているご本人たちも、
野菜同様に元気いっぱいの気持ちよい方ばかり!
(マーケットに参加した際は、
うっとりする色合いのスイスチャードなどを
購入させていただきました*)
ちなみに倅メンバーの方が、このポテンシィマガジン内、
「オンナの可能性」にも登場されています。

それから、「Tammy’s Treats」さん
東南アジアの手工芸品を扱っておられるのですが、
伺うと、地球上の貧困や搾取といった課題を解決できるよう、
取り組んでいらっしゃるとのこと。
買い手として、「フェアトレードのものだから…」と考えるよりも先に、
「わあ、かわいいデザイン!」と思わず手にとってしまう、
素敵な雑貨がたくさん並びます。
ポーチにしても柄の組み合わせがひとつひとつ異なるなど、
1点モノならではの選ぶ楽しみもたっぷり!
この「Tammy’s Treats」さん、
活動自体が社会貢献となっているのですが、
さらに、売り上げの一部を積み立てされていて、
義援金(あるいは支援金)として、お送りされるそう。

ひとつひとつ異なる「Tammy's Treats」さんのポーチ。
ひとつのポーチでも裏側はまた違う顔!
そして、IDEE SHOP Jiyugaokaさん自身も
「人とモノの素敵な出会いが力となり、
少しでも被災地の方々のもとに届くように」と、
IDEE MARKETでの売り上げの一部を、
被災者支援のために寄付されています。

ちなみにこの日のマーケットでは、
ベルギー王国ワロン地域政府貿易・外国投資振興庁との
コラボレーションにより、
ベルギーの雑貨や、ベルギービール、
爽やかなシードルなども並びました。
(4月23日、在日ベルギー王国大使館では、
チャリティーマーケットが開催され、
その売り上げが、被災した地域の
子どもたちの元へと届けられたそうです)。
IDEE MARKETの日、スタッフの方たちの胸につけられた、
チャリティーバッヂからも、その想いが伝わり、
あたたかい気持ちになりました。

震災以降、何かモノを買う際や、お金を使う際、
その企業やお店、モノ、食べ物などを、
「自分が応援したいか」ということを
考えるようになりました。
そんなふうにお金の使い方を考えていくと、
たとえば、大切に育てられた「倅」さんの野菜、
「Tammy’s Treats」さんのポーチなどの雑貨、
チャリティーのイベントはもちろんですが、
そういったモノ、コトには、
気持ちよくお金を使いたいと思えてくる。
こういった考え方は、わたしの場合、
恥ずかしながら震災前には、ありませんでした。
やはり、大きな転換となったと感じずにはいられません。

IDEE MARKET出店時のcofuku kitchenのコーナー。

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編集者&ライター 川下有希子

USED BOOKS FOR JAPAN 〜何かしたいの気持ちをつなぐ場所〜


はじめまして!
「USED BOOKS FOR JAPAN  〜何かしたいの気持ちをつなぐ場所〜」という
活動を行なっております、cofuku kitchenの川下有希子です。


これは、少しずつ集めてきた本、ご寄付いただいた本と、
オリジナルポストカードを販売し、その売り上げ全額を、
「あしなが育英会」(東日本大地震・津波遺児への募金)へと
お送りするという、プロジェクト。


ふだんはフリーランスにて、
野菜を中心とした編集、ライティングの仕事をしているのですが、
それと平行して4月より、
この「USED BOOKS FOR JAPAN」をスタートしました。


大震災のあった後、呆然とした状態の中から、
なんとか自分を現実へと引き戻し、
(皆さんもそうかと思うのですが)
その後は仕事をしながら、
ひたすら義援金や救援物資を送ったり、
物資の送り先を探したりという日々を送っていました。


とにかく大きくあった「何かしたい」という思い。
けれども、被災地へ赴くことはできないというもどかしさ。
そして、自分自身が阪神大震災を
経験しているのに…というふがいなさ。
(当時は兵庫県宝塚市に住み、神戸の大学に通っていました)。


そんな葛藤のある中、今、ココでもできる何か、
動ける何かがあるはずだと思いスタートしたのが、
このプロジェクトだったのです。


はじまりは、水面に落とされた、
ひと粒の小さなしずくのようでした。
まず、岩手県出身で、今は沖縄・西表島に暮らす、
イラストレーターの友人に連絡をしました。


料理することや、食べることを好きな人、
そして本を好きな人たちがつながって、
被災地の方の助けになるような、この活動を始めたいということ、
その中で、チャリティーポストカードを作りたいこと。
それらを伝えると、すぐさま賛同して絵を提供してくれた上、
ホームページのデザインでも協力してくれることになりました。

水面に落ちた小さな雫からの輪が幾重にも広がっていったのです。 その後、数人の友人へ声をかけてゆくと、
すぐに、何冊もの本が届き始めました。
(しかも、とても大切にしてきたことがわかる、
状態もよく、内容も素敵な本たちが!)。


友人たちは、ツイッターや自身のブログなどで、
この活動のことを紹介してくれるようになり、
直接知り合いではない方々も、
存在を知ってくれるようになっていきました。
そしてさらには、購入してくれるようにもーー。


次第に、まとまった量の本が集まるようになったので、
お店の方などにご相談をし、雑貨店にコーナーを設置いただいたほか、
インテリアショップのマーケットに
出店させていただくようにもなりました。


そんなふうにして、水面に落ちた小さな雫からの輪が、
少しずつ、けれど幾重にも広がっていったのです。


本の寄付や購入という身近なかたちで協力ができて嬉しい

けれど、ボランティアでこういった活動を始めると、
発送のための梱包材、ポストカードの印刷、
マーケットに出店する際に必要な物の購入など、
わずかとはいえ、いくらかの費用もかかります。
「だったら、それにかかるお金を、そのまま寄付したほうが良いのでは?」。
そんなふうに思われる方もいるかもしれません。
それに実際、自分自身が特別に大したことをしているわけでもありません。
でも、この活動を行なう中で、友人からこんな言葉をもらいました。


「義援金などのお金を送るのはとても素晴らしいことだけれど
どこか一方的だと感じることがあって…。
物事にはちゃんと心がなくてはって思う。
どんな時代でも人を動かすのは人の心でしかないよね」。
そして「寄付もしてるし、物資も送ってる。
でも、もうちょっと何かしたいと思っていたから、
こういう身近なかたちで協力ができて嬉しい」・・・と。
心がふわっとほどけた瞬間でした。


cofuku kithenのやっているこの活動は、
本を媒介にして、人と人とをつなぐ<場>を作ること。
それ以上でも以下でもないけれど、
本をご寄付くださる方、ご購入くださる方の
あたたかな気もちを結びあわせることができたなら。
誰かの“いらない本”ではなく“大切にされてきた本”を、
これからもっと大切にしてくれる人の元へと、
手渡してゆくことができたなら。


ポテンシィさんがテーマに掲げている
「つながって、ちょっとイイもの、イイことを」にも通じますが、
関わってくださった皆さんの「ちょっと」の気持ちの重なりを、
その想いごと、ぎゅっとひとつに束ねて、
被災地の方へと届けることができたなら、とても嬉しく思うのです。


今後こちらのページでは、
この活動にご協力くださっているさまざまな職種の方のこと、
いろいろな復興支援活動やチャリティーイベントのこと、
この企画を行なう中で感じたことなどを中心に、
ご紹介していけたらと思います。
よろしければまずはぜひ、
ホームページをご覧になってみてください。

【「USED BOOKS FOR JAPAN」  by cofuku kitchen】
http://yasaibook.blogspot.com/


川下有希子による季節めぐりノート「台所時間」
http://daidocoro.web.fc2.com/

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