今年の沖縄は台風が多い。
5月29日の台風2号から始まり、直撃やそれに近いものを含めると
すでに本島に3回以上も猛威をふるっている。
特に、2号は発生時期としては例年通りだったとしても、
発達して上陸するなんていうことは、今までに経験のないことだった。
しかも悪いことに、雨がほとんど降らない風台風だった。
海に囲まれた沖縄で、風だけの台風ということになると問題なのが塩害。
暴風をなんとか耐えられる植物でも潮に当たっては、どうしようもない。
山の緑は除草剤を散布したかのように茶色一色なった。
農家は口々に、「今年は台風の当たり年だ」と肩を落とす。
8月後半になるとやんばるはシークワサーの出荷時期になる。
今年の収量は例年の半分ほどとなり、
そしてなんとか収穫できた実も、悲しいことに、風擦れで 傷だらけ…。
出荷直前に農家同士で話し合いを重ね、
加工用に回すことまで考えたが、
値段を下げてでも毎年楽しみしている方へ送ろうということに。
その報告を取引先の方々へすると、
担当の方たちからは予想外の言葉、
「傷があるからといって、香りや美味しさに影響があるわけではないですよね?
だったら例年通りの価格でお願いします。」とのこと。
出荷スタート翌週には「やんばる祭り」を開催予定だったので、
ハピ・マルシェのメンバーにも同様に尋ねてみると、
「マルシェの店頭は、対面で つくり手とつかい手がつながる場。
むしろ、今の台風で大変な様子をぜひ伝えてください!
マルシェにいらしてくださる方なら、きっと理解してくださるはず!!」
「 どんどん シークワーサー持ってきてくださいっ 」 だった。
私自身も最終の2日間、売り場に立ち直接説明をしながら販売。
すべての方が、何をそんなに心配しているのか?というぐらい普通に購入してくれる。
なかには、「こんなの当たり前でしょう。台風になんか負けないで頑張ってね、応援してるよ」
なんて温かい言葉までいただいた。
マルシェという つくり手とつかい手が直接対面して農産物を売り買いする場に参加して
2年、日本もようやくこういった取り組みが浸透してきた感じがした。
今年はあと何回台風が来るか解らないが、
「やんばるは美味しい」と言っていただける方々がいる限り、
何度でも立ち上がり農業を続けよう。
【 沖縄畑人くらぶブログ 】 http://blog.livedoor.jp/yukio0608/
【 やんばる畑人プロジェクト Webサイト 】 http://haruser.jp/
★やんばる畑人の農産物や、やんばる地域のめずらしい加工食品は
ハピ・マルシェプチ(エキュート立川店) 内アンテナショップでも
販売しています!!
(天候や収穫等によって、品切れの場合もございますので
お店までお気軽にお問合せください♪)